秋の味覚の秋刀魚の特徴 | 健康トピックス

秋刀魚といえば、EPAやDHAなどの良質の脂質が豊富に含まれていて、動脈硬化の予防効果なども期待されています。

秋刀魚(サンマ)は、サンマ科さんま属の魚で英語では、Pacific saury と言います。

秋の味覚、秋刀魚(サンマ)

Pacific saury とい英名のとおり、サンマは冷たい水を好み、夏まではオホーツク海を回遊し、秋になり寒波が日本の南部まで張り出してくると、南下をはじめ、10月から11月頃にかけて三陸沖にやってきて、そのころが最も脂が乗っていて美味しいことから、秋の味覚言われています。

沖縄以南まで移動し、その形が刀を連想させることから、秋刀魚という字が使われるようになりました。

ピーク時には、脂肪含有量が20%を超す個体もありますが、旬の秋を過ぎて12月になるとその含有量は5%ほどまでに低下します。

秋刀魚には大根おろしが良く似合う

秋刀魚といえば、かぼすなどとともに大根おろしをそえて、大根おろしと一緒にいただくというのがオーソドックスな食べ方だと思います。

秋刀魚は脂質が多く、これに消化酵素が豊富に含まれる大根おろしを一緒にいただくことで、消化を助ける働きがあります。

美味しい秋刀魚だと、食欲も進み、温かいご飯とともに食べられますが、大根おろしに含まれているジアスターゼなどの消化酵素がお米のでんぷんを消化してくれます。

秋刀魚の栄養

秋刀魚には、良質な蛋白質をはじめ、ビタミンB12などのビタミン類、カルシウムなどのミネラルが豊富に含まれています。

もちろん良質な魚油でω3脂肪酸であるEPADHAも豊富に含まれているほか、代謝に深く関与しているタウリンやイノシン酸なども含まれています。

江戸時代には、その栄養価の高さから、「サンマが出ると按摩が引っ込む」とも言われていました。

秋刀魚のハラワタには、ビタミン類をはじめ、鉄やカルシウム、マグネシウム、銅といったミネラルも豊富に含まれているので、ハラワタごと食べる人も多くなっています。

ハラワタと言えば、坂あの場合、内臓を取り除いて調理されるケースが多いですが、秋刀魚の場合、ハラワタも一緒に食べる人も多いかと思います。

ハラワタはほろ苦く、美味しい秋刀魚の味にバリエーションを加えてくれます。

なぜ秋刀魚はハラワタも食べたりすることがあるのかというと、秋刀魚には、胃袋がなく、腸も短いのが特徴になっているからなのです。

そのため、排泄物の残留時間が少ないので、えぐみや臭みがない内臓も食べることができるのです。

ただ、そうはいっても鮮度が大切なので、冷凍したものは、内臓は食べないようにしましょう。

サンマの上手な選び方は、尾のつけ根と口先が黄色いもので、目が充血していないものが良いとされています。

尾のつけ根や口先が黄色いということは、それだけ脂が乗っていて美味しいうことになり、光沢があって目が充血していないものは鮮度が高いからです。

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