蓄膿症に鼻うがい | 健康トピックス

蓄膿症は、鼻がつまって息苦しい、鼻をかんでもかんでもかみきれない、ドロッとした黄色い粘性のある鼻水がでてくる、鼻汁が喉の奥のほうへ垂れて咳がでる、頭がボーっとして集中できない、鼻汁が臭うなどの症状が出てくると要注意です。

蓄膿症

副鼻腔炎(蓄膿症)は、風邪や花粉、カビなどが原因で、鼻の入り口の鼻腔が炎症を起こし、それが長引くことによって、鼻の奥のほうにある副鼻腔に炎症が起こります。

副鼻腔に炎症が起こり、それが長引くと、炎症部分に膿が出てくるようになるのが蓄膿症です。

最初はサラっとした鼻水や軽い鼻づまりだったのが、副鼻腔の換気が悪くなり菌が増殖していきます。

するとその菌の増殖によって副鼻腔に炎症が起き、さらにそれが続くと膿が出てくるようになり、ドロッとした黄色の鼻水がでてきます。

鼻水が増えてくれば、鼻水が鼻の奥から喉に落ちていく、いわゆる後鼻漏になることもあります。

この状態が長く続くと、副鼻腔に膿がたまり、副鼻腔炎(蓄膿症)になってしまいます。

蓄膿症に鼻うがい

蓄膿症は、副鼻腔にたまった膿を出し切ることが大切です。

そこで、オススメなのが鼻うがいです。

鼻うがいを効率的にするために、『鼻洗浄器』がいろいろと発売されています。

鼻うがいが初めての方や、鼻うがいは苦手という人にお奨めなのが、電動式の鼻うがい器です。

『ハナオートDX 鼻うがい 家庭用 鼻洗浄器 NK7030』は、スイッチを押すと、専用の鼻洗浄液や生理食塩水で鼻腔と上咽頭を洗い流してくれます。

しっかりと鼻の奥まで洗浄したいという人には、『鼻うがい 鼻洗浄 ネティポット』がお奨めです。

沸騰したお湯300mlに食塩2.7gを投入し溶かし、37~40℃程度のぬるま湯まで冷まし、生理食塩水を作り、ゆっくりと片方の鼻から洗浄液を注入します。

本格派にお奨めなのは、『ハナクリーンEX』です。

1回300mLの洗浄液なので、鼻の奥までしっかりと洗え、付属の洗浄剤がついていて、温度計や水量メモリで管理しやすくなっています。

水圧もピストンポンプ式で受有に調整でき、すっきりと鼻を洗浄できます。

コスパがいい鼻洗浄

手軽にできる鼻うがいとしては、ハナノアシリーズがお奨めです。

『鼻うがい ハナノア』は、青色の洗浄液が20mL入る小さい鼻洗浄器具がついていて、鼻から洗浄液を入れて口から吐き出すので、鼻の奥まで洗うことができます。

『鼻うがい ハナノア』は、緑色の洗浄液が50mL入る鼻洗浄器具がついていて、こちらは片方の鼻から洗浄液を入れ、もう片方の鼻から出すようになっているので、しっかりすっきり洗える感覚があります。

前述した鼻洗浄器に比べると、一度に洗浄できる量が少ないような感じがしますが、物足らないようであれば、洗浄液を用意しておいて、3~5回連続して鼻うがいするというのも1つの方法で、かなり鼻がスッキリしますし、小さいので、ビニール袋などに入れ持ち歩くこともできます。

ただ、どちらも使用には慣れが必要かもしれません。

ハナノア専用洗浄液を別途購入しなければと考えると、コスト的にと思うかもしれませんが、洗浄液の内容を見ると、「精製水、塩化Na、グリセリン、香料、ポリソルベート80、ベンザルコニウム塩化物(0.0035%)、エデト酸Na」となっています。

精製水と塩化Naつまり塩で生理食塩水を作り、それに鼻粘膜の保湿成分としてグリセリン、乳化剤としてポリソルベート、成分の殺菌・酸化防止の目的でエデト酸Naと、殺菌成分のベンザルコニウム塩化物、あと香料になっています。

ベンザルコニウム塩化物は、濃度からして鼻腔の殺菌というより、製品に対する安定性を目的にしたものと考えられます。

であるならば、精製水と食塩で、生理食塩水を作ってしまえばいいのです。

沸騰したお湯300mlに食塩2.7gを投入し溶かし、37~40℃程度のぬるま湯まで冷まして使えば、ランニングコストも安く済みます。

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