アルツハイマーは先進国ほど発症率が高い | 健康トピックス

先進国の中で認知症の割合が最も多いと言われているのが日本です。
日本は全人口の認知症有病率が2.33%となっていて、OECD加盟国の内で最も高くなっているのです。ちなみにOECDの平均は1.48%、2位はイタリア、3位はドイツという結果になっています。

超高齢化社会で平均寿命が伸びていて長生きする人が多くなってきたので、認知症を発症する人の数も増えていると考えられます。

その認知症の中でも最も発症率が多いのがアルツハイマー病で、認知症全体の約6割を締めています。

清潔で所得が高い国の都市部ほどアルツハイマー病の発症率が高い

普通、病気というと不衛生で清潔でないところのほうが多いというイメージがありますが、公衆衛生学専門誌に掲載された研究によると、アルツハイマー病は、清潔で所得が高い国の都市部での発症率が高いという結果がでています。

これは、清潔なところは微生物が少ないために免疫が衰えてしまい、免疫に重要なT細胞(Treg細胞)ができなくなってしまい、これがアルツハイマーの発症につながっていると考えられています。

認知症が少ない国をみていくと、フランス、インド、西アフリカ地域となっています。

フランスはちょっと意外ですが、フランスの場合は赤ワインがよく飲まれているためそのポリフェノールが認知症を抑えているのではないかと考えられています。またインドはカレーを主食としていますが、カレーの香辛料として使われるターメリックの中の抗酸化物質がアルツハイマーの発症を抑えているのではないかと考えられています。

アルツハイマー病の発症

アルツハイマー病は、脳の神経細胞の減少や海馬という記憶に関する部位が委縮して脳に変化が起き記憶障害が出てくるものですが、人物や場所や時間といったものの認識ができなくなっていき、身体的にも機能低下によって体が不自由になってしまうケースもあります。

アルツハイマー病の原因

アルツハイマー病は、脳の血液障害によってアミロイドβタンパクという物質ができることが原因であることがわかっています。
アミロイドβタンパクが出てくるとそれを処理しようとして白血球の一種であるマクロファージやグリア細胞などが集まってきて、脳の中で瘢痕(はんこん)がつくられていってしまいます。

アミロイドβタンパクの他に、アルミニウムもアルツハイマー病の原因ではないかと言われています。アルミニウムがタンパクの変性を引き起こし、これが引き金となってアルツハイマー病になると考えられています、

アルツハイマーのリスクを下げるためには血行を良くする

アルツハイマーのリスクを下げるためにはふだんから血行を良くしておくことが大切です。
そして脳の血行を考えた場合、脳に近い上半身の運動が効果的です。

脳の血液循環と上半身は深い関係にあり、上行大動脈で一緒に血液支配が起こっていますので、上半身を運動によって動かすと脳の血のめぐりも良くなってきます。