社会に出るといろいろな人とのつながりが重要になってきます。
取引先に行ったり、何かの会合に出たりすると、いろいろな人から名刺をもらったりします。
なかなか覚えられない人の名前
1回に会う人の人数が、1人かせいぜい2人であれば、何回も名刺と顔を見比べてじっくり覚えることもできそうですが、一度に何人もから名刺を渡されると、なかなか覚えられるものではありません。
また、他のことなら難なく覚えられるのに、人の名前に関しては、覚えるのが苦手だという人もいます。
人の名前がなかなか覚えられない理由
なぜ人の顔と名前は覚えにくいのでしょうか。
人の顔そのものが、複雑なのと同時に、その顔が、その名前である必然性がないというところに大きな問題があります。
例えば、徳川家康の顔と、徳川家康という名前には何の関係もないからなのです。
つまり、たまたま「徳川家康」という名前がつけられただけで、この顔だから「徳川家康」と名付けられたわけでもなんでもありません。
だいたい名字は生まれる前から決まっているでしょうし、このように関係がないから覚えにくいのです。
例として誰でもわかる徳川家康という有名人を出してしまったため、ピンとこないかもしれませんが、例えば、徳川家康ではなく、自分や自分の知人に当てはめてみても同じことが言えます。
もし顔と名前に関係性があったら
顔と名前には全く関係性がないから覚えにくいという話をしましたが、それでは、もし顔と名前に関連性があったらどうなるのでしょうか。
例えば、メガネをかけている人の名前がみんな「メガネ」だったら、どうでしょう。
顔を見て、メガネをかけていれば、すぐにこの人の名前は「メガネ」だとわかるでしょう。
実際には、メガネをかけているから「メガネ」と呼ばれるのは、何かのアニメキャラのあだ名くらいで、こんなことは現実的ではないですが、だからこそ顔と名前を覚えるのが大変なのです。
顔と名前を覚えるときに使うタグとう発想
メガネの例をあげましたが、例えば、その人の顔をみて、顔の特徴的なものを一言で言いあわらして、それと名前を結びつけるというやり方をすれば、その顔と名前に関連性を持たせることができるようになり、すぐに覚えられるようになります。
昔の友人や知人で、その人の顔の特徴からあだ名がついたという人もいるかと思います。そしてその人の顔をみると、その人の名前はなかなか思い出せなくても、あだ名ならすぐに出てくるという場合があると思います。
これも、顔の特徴というタグとその人の名前がしっかりと結びついているからなのです。