外国語を効率よく習得するなら長文は後回し | 賢脳トピックス

勉強法や学習法は人それぞれですが、1分間勉強法などで知られている石井貴士氏は、外国語を学ぶとき長文はある程度実力がついてからとりかかったほうが効率が良いと言われています。

外国語の学習は、単語⇒熟語⇒文法⇒長文の順が効率的

外国語を学習する際に、例えば英語だと、まずは英語の長文を読みながら、同時に英単語・英熟語・英文法を学んでいくべきだという考え方があります。

英語をはじめとする外国語系統の科目は、他の科目と違って言語である生きているものなので、長文の中で自然と覚えていくべきだという考え方で、そうでないと本当に生きた英語は身につかないというわけです。

しかし、石井貴士氏の考えは違っていて、非効率な勉強とは、未熟なうちから「同時に」勉強することだという考え方です。

英語の長文を読みながら、辞書を引いて、知らない英単語を学び、見たことがない英熟語をノートに書きとり、英文法について参考書で調べるといった方法は、広く推奨されていて、同時に行っていったほうが生きた文の中で全てが覚えられるし効率的に思えます。

しかし、長文を読むときに、最初から知らない英単語も英熟語もなく、英文法もしっかりしている状態で読んだほうがスピードはあがります。

英語を勉強するときにスピードを考えるのであれば、まずは英単語を勉強するときは英単語だけ、そしてそれがあるレベルに達したら、今度は英熟語を勉強するときは英熟語だけ、それがクリアできたら、英文法を勉強するときは英文法だけ勉強し、しっかりとした実力がついてから長文にとりかかったほうが良いのです。

最初に英単語を勉強して覚えてしまうのは、その後で英熟語や英文法を勉強したときに知らない英単語がないとスムーズに進められるからです。

同じ理屈で、英熟語が完璧な状態になってから英文法を勉強していくのです。

英文法の問題の中で、これは英文法よりも英熟語の問題だなとわかると、真の英文法の部分だけに集中できます。

どのぐらいになったら長文を勉強すればいいのか

石井貴士氏のは、英単語・英熟語・英文法の勉強だけをして、偏差値65を越えたら、長文読解のトレーニングに移ると良いのではと奨めています。

これだけで偏差値65を取るというのはかなりのことだと思ってしまいますが、これが最速で英語の成績を上げる必勝法とのことです。

目安としては、目的とする試験問題を見て、知らない単語が5個以内のレベルになるまでは、英単語を暗記すべきとしています。

そうすることで、今度長文読解の勉強に入った時に、知らない英単語・英熟語、わからない英文法がほとんどないわけですから、かなりのスピードで長文が読めるようになっていくというわけです。

英単語を覚える順番は

英単語を覚えるときに、英単語帳の頭、つまりAから順番にZに向って覚えていく人がいますが、そうではなく名詞を先に覚えるのが良いそうです。

英語は動詞が重要なので、動詞が先と思う人もいると思いますが、石井貴士氏は、英単語で一番大切なのは名詞で、なぜならば名詞は説明することが不可能だからですと述べています。

さらに名詞がわかっているだけで、ある程度推測がつくからだそうです。

名詞の次に重要なのはやはり動詞で、英単語を覚えていく際には、『名詞⇒動詞⇒形容詞⇒副詞』の順番で英単語帳を使っていくと、最短で英単語をマスターできるそうです。

少なくとも、品詞別に分かれている英単語帳を使うべきだとしています。

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