物忘れを感じたときにオススメの食材 | 賢脳トピックス

加齢とともに、誰でも記憶力は低下してきます。

学生のころは英単語でもどんどん覚えられたのに、最近では家の中でも探し物が増えたという人は多いと思います。

単なる物忘れなのか、認知症の黄色信号なのか

年齢とともに、「あの俳優さん名前なんだったっけ?」というように、とっさに人の名前が思い出せなくなったり、「あれ? 鍵どこに置いたかしら?」というように物の置き場所を忘れたりしてしまうようなことはよく起こったりします。

しかし、これは単なる加齢による物忘れです。

また、「昨日の夕食何を食べた?」と聞かれて、「えーっと・・・」と思い出せなかったりすることもあるでしょう。

しかし、昨日夕食を食べたことは覚えているし、どこで食べたかも覚えています。こうした場合は、加齢による物忘れです。

これが認知症であれば、食事をしたこと自体忘れてしまいます。日時や場所もわからなくなってしまっています。

アルツハイマー型認知症と神経細胞

日本では、認知症の中で最も多いのがアルツハイマー型認知症で、認知症全体の約7割を占めています。

アルツハイマー型認知症では、『アミロイドβペプチド』『タウタンパク質』などの異常な蛋白質が脳に蓄積して、神経細胞の働きが低下してしまい、症状が出てくると考えられています。

認知症の治療

認知症については、まだ根本的に治す決定的な特効薬はありません。

予防や早期発見が重要で、軽度のうちであれば、症状を改善することも十分可能であると言われています。

また、糖尿病・高血圧・脂質異常症といった生活習慣病がある場合、認知症になるリスクはそれぞれ2倍であると言われているので、生活習慣を改善することも、認知症の予防につながると言われています。

認知症予防にオススメの食材

脳に関してよい食材というと、イチョウ葉DHAを連想する人も多いかと思います。

イチョウ葉は、実際に機能性表示食品では、『イチョウ葉フラボノイド配糖体、イチョウ葉テルペンラクトンは、認知機能の一部である記憶(知覚・認識した物事の想起)の精度を高めることが報告されています。』といった表示がされています。

DHAもまた、機能性表示食品では、『本品にはDHAが含まれます。DHAには認知機能の一部である、数・ことば・図形・状況などの情報の記憶をサポートする機能があることが報告されています。』といった表示がされています。

もう一つ、注目したいのが『クルクミン』です。
クルクミンは、カレーなどの黄色の素となる成分で、ターメリックというスパイスに含まれているポリフェノールの一種です。

クルクミンは、機能性表示食品などにもありますが、『本品にはクルクミンが含まれるので、健康な人の肝臓の機能の一部である肝機能酵素(GOT、GPT、γ-GTP)に対して健常域で高めの数値の低下に役立ち、健康な肝臓の機能を維持します。』といった表示で、脳に関連した表示ではありません。

ただ、クルクミンは細胞レベルでアミロイドβペプチドを取り除く作用があるという研究報告もあり、「名医とつながる!たけしの家庭医学」でも、クルクミンはアミロイドβを除去し溜まらなくなる可能性がある旨のことが言われていました。
5日間ターメリック料理を食べ続け認知機能テストを受けると脳年齢が年相応に戻ったという実験もありました。

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