記憶力を鍛える暗記タイム | 賢脳トピックス

医師であり脳研究者である医学博士で昭和大学客員教授もされている加藤俊徳氏は、脳には限りない成長の可能性があるといわれております。
そして、多くの脳学者、教育学者が指摘するとおり、脳は毎日刺激を受けることで成長していきます。

引きこもっていて、人とあまり話す機会がない人はボケやすいと言われていますが、これも日常の脳への刺激が弱くなってしまっているからというのも一つの原因になっているものと思われます。

記憶力を鍛えるには、常に記憶する習慣をつける

刺激しないと衰えるというのが人間の組織ですが、記憶力をつけていくためには、何かを記憶・暗記する習慣をつけることが大切です。

学生のころ、中間テストや期末テストの前になると勉強をはじめたという方も多いかと思いますが、例えばテスト勉強を3日やったとすると、最初の日はなんかあまり覚えにくかったりしていたけど、3日目になると比較的、すんなりと記憶できるというのではないかもしれませんが、なんとなく初日に比べて覚えやすくなったという感覚をもった方も多くいると思います。

もちろん、1日目や2日目に暗記した内容を繰り返している、つまり一度覚えたことをやっているんだから覚えやすくなるのは当然だという面もありますが、それを抜きにしてもなんとなく覚えやすくなったという感覚があるかと思います。

3日目にはじめて覚えた事項と、1日目にはじめて覚えた事項を比較すると、1回目覚えるときはそれほど感じなくても、復習して2回目、3回目覚え直すとき、覚えやすくなっているという感覚はないでしょうか?

これは、1日目、2日目と暗記するという作業を行ったことにより、脳が暗記慣れしてきたと言えるかもしれません。

つまり、なまっていた脳が、勉強して物を覚えるというモードになったのです。

 

やみくもに暗記すれば良いというものではない

記憶力に自信がある人は、とにかく覚えたもんがちといって、力技で暗記していきます。
この力技でとりあえず点数がとれるんだったら、確かに文句はありませんが、やみくもに暗記することは、脳にとってあまりいい刺激とは言えません。

やみくもに暗記するのではなく、1つの作業に集中する時間をつくったほうが、脳は効率的に暗記しやすくなります。

本気で記憶力を高めたいと思うなら

もし、本気で記憶力を高めたいと思うなら、毎日暗記タイムを20分設けることをお奨めします。

野球もそうですが、何本もノックを受けて守備が上手くなっていきますし、何回もバットを振ることでいろいろなボールにも対処していけるようになっていきます。
ですので、毎日きまった時間、20分を決め、その時間は暗記タイムとしてしまうと良いでしょう。
どうしても時間がとれないという人でも、夜ベッドに入って寝る前の10分ぐらいは時間がとれるでしょう。

やるときは集中して

この暗記タイムは、もちろんテレビを見ながらとか、音楽を聞きながらではなく、とにかく暗記をするということに集中します。
覚える内容を用意しておいて、できるだけ多く覚えるようにします。

やりはじめは、脳が慣れていないので10~20分でもかなり脳がつかれると思います。
でも、数日同じことを同じ時間に儀式のようにやっていると、脳の疲れ具合がだいぶ違ってくるはずです。
これこそ、脳が暗記するという作業に慣れてきた証拠です。

たとえ、その時間に覚えることができなかったといても、確かにその10~20分は、暗記をしようとフル回転したはずです。
その過程・習慣が大切なのです。
古びた自転車の車輪はすごく回りづらいですが、毎日手入れし、回していた車輪はスムーズに回るのと似ています。