集中力を高めゾーンに入るにはネットを切る | 賢脳トピックス

よく、スポーツでも金メダルを取ったり、優勝したりした選手が、「あの時は、ゾーンに入っていた」というようなことを言ったりすることがあります。

仕事でも勉強でも、集中力があるのとないのでは、その成果に大きな違いが出てきます。

ゾーンに入りたくても入れない

もし、ゾーン(集中状態)にいったん入れば、大変な作業でもツライと感じることもなく、熱中して楽しく感じられたりもしますし、緊張することもありません。

しかし実際には、勉強しなければいけないことが山ほどある、明日までにこの目の前の仕事を片付けなければならないとなったとき、早くやらないとと焦り、焦れば焦るほど、そちらのほうに気がいって集中できなくなるものです。

そこで、なぜ私は集中できないのだろうかと悩んだりしていまいますが、実は、集中できなくて普通なのです。

脳科学的には、集中できないのが普通で、集中しているほうがむしろ異常な状態なのです。
人間をはじめ動物は、生命を維持し、子孫を守らないといけません。

例えば、あなたが目の前の作業に夢中になり集中していたとします。このとき近くで火事が起こったとき、あまりにも集中しすぎていてゾーンに入っていると、火事に気がつかないということになってしまいます。

つまり、1つのことに集中しすぎてしまうと、生命の維持や子孫を守るという上では重大な危険にさらされてしまうリスクがあります。

だからこそ、人間の脳は、さまざまな異常を検知すべく、1つのことに集中しにくいようになっているのです。

集中状態、ゾーンに入りたければ、インターネットを切る

現代は、電車やバスに乗っていても、過半数、時にはほとんどの人がスマホと睨めっこして漫画を読んでいたり、ネットサーフィンやゲームをしていたりします。

現代社会では、人間の集中をさまたげる大きな要因は、SNS、メールなどインターネットにあります。

たとえば、仕事に集中しているときに、ポンとSNSの新着情報が入ったり、タラリンとメールが入ったりした場合、それをちょっと見ようとしてしまいます。

ちょっとSNSを数秒チェックするだけだからと思うかもしれませんが、少しだけえもSNSを見ると、それによって頭がSNSモードになってしまうのです。

そして、元の集中状態に戻るのに時間がかかってしまったりします。

本当に仕事や勉強に集中したい場合は、集中を邪魔するようなアラート機能は切ってしまし、できれば、インターネットを切ってしまうと良いでしょう。

集中できる環境を整える

お茶や珈琲を飲みながら仕事をするという人が多いと思いますが、本当に集中したい時は、机の上からは消したほうが良いでしょう。

机の上に食べ物や飲み物が置いてあれば、それが目に入ってしまい集中力の妨げになります。

また部屋の温度は少し低めに設定すると良いでしょう。

最新情報をチェックしよう!