爪が痛むといっても、爪なんだし、またすぐに生えてくるよと考えてしまいがちです。爪の美容を考えると、そこが落とし穴になるのです。
どうせ爪はすぐ生え変わる?
「ネイルアートによって爪が傷むことがあります。」と聞いて、どう思うでしょうか。
まあ、それはいろいろ薬品を塗ったり、力を加えたりするんだから傷むよね。
でも、健常人の爪は、平均1日約0.1mm伸びるので、1ヶ月で約3mm程度になります。
手の爪は足の爪よりも成長が早く、成長に左右の差はありません。
季節で考えると、若干夏、爪の伸びが早いと言われていて、爪のは生え変わりには半年から1年かかると言われています。
それだけ伸びるんだったら問題ないと思う人が多いでしょう。
これはある意味、正しいでしょう。
しかし、手の爪は生え変わるには半年以上かかることが多く、中には生え変わっても完全には治らず、多少変形が残ってしまうこともあります。
特に爪の周りを囲む皮膚や、爪上皮(甘皮)部分があれると、爪がへんけいして生えてきたりしますので要注意です。
このような場合は、ハンドクリームをしっかりと塗っておくと良いでしょう。
また爪を作るたんぱく質は縦に走っていて、縦方向に裂けやすいので注意します。
マニュキュアで爪が黄色になる?
爪にネイルエナメル(マニュキュア)を塗っていると、だんだんと爪が黄色くなってくることがあります。
どうして黄色くなってくるのかというと、ネイルエナメルに配合されている成分によって爪が変色するからです。
この変色は、単にネイルエネメルの色素が沈着したというケースもあるかもしれませんが、アセトン系成分が入った除光液によるケースが多くなっています。
いったん黄色くなってしまったら、それを元に戻す方法はありませんので、生え変わるのを待つしかないのです。
除光液には要注意
ネイルエナメルを塗っていて爪が痛む大きな原因は、除光液による部分が大きくなっています。
除光液はネイルエネメルを溶かし、爪の中の油や潤いも溶かしだしてしまい、爪は乾燥しうすくもろくなりやすくなります。
爪の色も透明感を失ってきて、白く濁ってくる場合もあります。
ネイルエネメルを楽しむ場合、除光液を使う頻度を減らし、一度塗ったら、トップコートを塗るなどして長持ちさせるなどすることが有効です。
また除光液で落とす際は、何度もこすらないようにすることが大切で、コットンで除光液を含ませたものをしばらく載せておいてからぬぐうようにすると良いでしょう。