すぐれた肌の保護作用 | 美容トピックス

体の表面全体を覆っているは、非常に大きな組織と言えます。

その皮膚は、非常に大切で多岐にわたる作用を担っています。

大車輪の活躍をしている皮膚

皮膚は、内臓と違い軽く考えられがちな所もありますが、大きな面積を占める非常に重要な組織で、その働きも多岐にわたっています。

皮膚の構造は複雑で、生理機能は極めて精微とも言われ、互いにシステマティックに連携しあっています。

皮膚の働きとして一番大きいのが、体を保護するという作用になります。

それ以外にも、呼吸作用があげられます。

呼吸というと肺呼吸をイメージすると思いますが、皮膚もわずかながらではありますが、外気との間でガス交換が行われているのです。

また、皮膚は皮脂や汗を分泌するという分泌や排泄という面でも重要な役割を果たしていますし、体温を一定に保つ働きも担っています。

皮膚は、軟膏やクリーム、湿布などを貼って治療する薬があることからもわかるように、脂溶性のものなどの一部を吸収する働きもあります。

肌で触って、触覚を感じたり、痛いと感じる痛覚であったり、圧覚、温覚、冷覚などを感知するセンサーの役目も果たしています。

肌の保護作用

皮膚の一番大きな働きといえば、なんといっても肌の保護作用だと思います。

一言で肌の保護作用といっても、その中でもいろいろなはたらきがあります。

機械的・物理的な外力を緩和し、水分の体内への侵入を防ぐとともに、体液の不必要な喪失を防いでいます。

ウイルスや細菌、有害物質など化学物質の刺激や侵入を防いでもくれますし、抗体を蚕糸して、侵入した異物の悪影響もブロックしています。

太陽光線にたいして、反射や散乱、吸収をすることで、光線、紫外線の有害な影響を防いでくれます。

さりげなく体を守る砦の役割を果たしている皮膚

肌の保護作用は、いろいろな外敵刺激から体を保護するということで、肌はもちろん肌の下にある皮膚全体として考えた場合、打撲や圧迫といった物理的な外力が加わったとしても、皮膚の結合組織や皮下組織中の脂肪がクッションとなって体へのダメージを軽減します。

これは皮膚という組織がしなやかで弾力性をもっているからこそなせるわざと言えます。

そして、傷を受けたとしても、皮膚自身の自己治癒力で再生する能力、つまり自然治癒力ももっています。

バリアとしての皮膚は、肌表面の角質層と、その表面を覆っている薄い皮脂膜が肌バリアとなって、水やいろいろな化学物質の侵入を防いでいます。

さらに、角質を形成しているケラチンは、強固でかつ耐酸性のため、酸に対して抵抗力を持っています。

太陽にあたると、メラニンを生成して、紫外線の侵入を防ぐ機能も肌にはあり、さらに皮脂に含まれるさまざまな脂肪酸の影響で、皮膚の表面はpH4.5~6に保たれていて、細菌などの増殖に対してもブロック作用があります。

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