ハイブリッド車に例えられる人間の動力と若さ | 美容トピックス

人間の体が自動車のハイブリッド車にたとえられるといっても、ピンとこない人も多いと思います。

人間が持つハイブリッドなエンジン

人間は、食べたものから糖を得て、それを燃料にエネルギーに変えて動力源にしています。

こうして糖より得たエネルギーは瞬発力を発揮するのに適しています。

一方、細胞のミトコンドリアでは、呼吸によって肺から取り入れた酸素を燃料として、エネルギーが作られていて、これは瞬発力はあまりありませんが、持久力に優れたエネルギーになっています。

人間は、普段はこの糖をエネルギーにしたいわゆる解糖エンジンと、ミトコンドリアで作り出されるいわゆるミトコンドリアエンジンの2つをエネルギー源として活動しています。

年齢によって変わってくるエンジン

若い時には、主に解糖エンジンが中心となりエネルギーを生産していきますが、中高年になってもずっと解糖エンジンだけを使っていると、ミトコンドリアエンジンがうまく働かなくなってしまいます。

すると呼吸によって得た酸素の一部が活性酸素になって、細胞を傷つけるようになっていってしまいます。

解糖エンジンの特徴としては、若い時によく働き、糖を燃料として32から36℃で活発に働き、瞬発力にすぐれています。

一方ミトコンドリアエンジンは、酸素を燃料として37℃以上で活発に働き、紫外線を浴びると活性化し、持久力に優れています。

人間は年をとるにつれ、しだいに解糖エンジンの利用が減り、そのかわりミトコンドリアエンジンがはたらくようになります。

中高年になっても糖を取りすぎる弊害

若いときはもりもりとたくさん食べれてたのが、歳とともにあまり食べれなくなるのは自然なことです。

中高年になってもバンバンと糖質を摂取していると、ミトコンドリアエンジンがあまり働かなくなってしまいます。

すると糖が余ってしまい、活性酸素がつくられ、老化の原因にもなってしまいます。

余分な酸素を防ぎ、ミトコンドリアエンジンをしっかりと使うためには、炭水化物を取りすぎず、過激な運動はしないようにすることが大事になってきます。

さらに体を温め深呼吸することで、ミトコンドリアエンジンも円滑に働き、中高年になっても若さが保てることにつながります。

特に歳をとったら、体を冷やしすぎないこと、糖を過剰に摂取しないこと、そして瞬発力が必要にあるような運動や過激な運動はなるべく控えるのがよいのです。

逆に、私たちが歳とともに食事量が減ってきたり、俊敏な運動が苦手になってくるのも、うまくミトコンドリアエンジンが働けるようにという自然の摂理なのかもしれません。

最新情報をチェックしよう!