肌を潤いのあるきめ細かな肌に保つ化粧品がスキンケア化粧品であるなら、毛髪や頭皮を健やかに保つ化粧品はヘアケア化粧品になります。
ヘアケア化粧品の中のヘアスタイル料
ヘアケア化粧品といって真っ先に挙げられるのがシャンプー・リンスになると思います。
このほか、ヘアコンディショナーやヘアトリートメントなどがあります。
シャンプーは髪を洗浄する化粧品、リンス・ヘアコンディショナー・ヘアトリートメントは髪質を向上させるための化粧品になります。
この他、染毛剤と言われるヘアカラーリング剤、髪を整えるヘアスタイリング料、育毛促進や脱毛予防効果のある育毛料などがあります。
ヘアスタイリング料ってどんな化粧品?

ヘアスタイリング料は、毛髪を物理的に密着・固定することによって、整髪するためのもので、整髪料とも言われます。
どのような仕組みで毛髪を物理的に密着・固定するのかというと、主に油脂や保湿剤の粘性、高分子化合物の固化を利用していきます。
一言でヘアスタイリング料といっても、男性か女性かでも違てきますし、ヘアスタイルの目的によっても違い、いろいろな特性をもったヘアスタイリング料があります。
ヘアスタイリング料の種類
まずは、ヘアオイルがあります。
『ヘアオイル』は油を主成分としてもので、毛髪に油分を補う事で、ツヤや滑らかさを与え、柔軟性も同時に与えることを目的としています。
椿油などは、ヘアオイルとして用いられてきましたが、洗い流さないトリートメントという位置づけもあることから、油溶性コラーゲンや毛髪リペア成分が配合されているヘアオイルもあります。
『ヘアスプレー』は、エアゾール容器に液状樹脂を充填して、スプレーするヘアスタイリング料で、髪の表面に噴霧することによって髪型を固定させる目的で使われます。
セット力に優れていて、湿度に対する耐性があるハードタイプがあります。
また毛髪動詞の粘着性をやわらかくして再び整髪がしやすいアレンジタイプのものもあります。
さらには光沢をプラスするグロスタイプのヘアスタイリング料もあります。
『ヘアフォーム』は、エアゾール容器から噴霧されたとき整髪成分が泡状になるもので、手のひらに出した泡を髪に塗って使用します。
リンス成分が入ったもの、油分を配合しているものなど、いろいろなものがあります。
『ヘアミスト』は、『ヘアウォーター』とも言われ、液体の中身を霧状に噴射して毛髪のツヤや水分を保ちます。またヘアスタイリング料の下地としても利用されます。
『ヘアワックス』は、粘り気のあるロウ状のもので、毛先の動きを固定していきます。