ベビーパウダーは、主としてあせもやただれ防止のために、肌につける粉末のことを言います。
なぜベビーパウダーなのか
べビーパウダーは、滑石(タルク)などの鉱物と、コーンスターチなど植物のデンプンを減量としています。
ちなみに、『シッカロール』は日本初のベビーパウダーで、ラテン語で「乾燥」という意味の「シッカチオ」から名付けられています。
ベビーパウダーは、赤ちゃんのあせもを防ぐ目的で、毛穴を閉じて汗や皮脂を防ぐ酸化亜鉛が配合されています。
ベビーパウダーは、乳幼児に用いることが多いため、このように言われようになりました。
乳幼児には、オムツによるあせもやただれ等の肌の異常を起こしやすい部位に、パフで直接薄く、撫でるように、あるいは軽く押さえるようにして塗っていきます。
赤ちゃんに使うんだから安心という油断は禁物

ベビーパウダーというと、その名前から、赤ちゃんに使うんだから肌にやさしくて安全というイメージがあります。
汗ばむことが多い季節や、汗をかきやすい体質に効果的であることから、大人にも使われたりします。
ここで注意したいのが、ベビーパウダーは場合によっては毛穴を詰まらせてしまいニキビ肌の原因になりかねないということなのです。
ベビーパウダーに配合されている酸化亜鉛は、コーティングされていないので、肌と反応して微弱な炎症を起こし、毛穴を引き締める収斂作用により一時的に毛穴が引き締まります。
毛穴が引き締まって良いという人もいますが、皮脂が多い大人がベビーパウダーを頻繁に使うと、それにより毛穴が詰まりニキビの原因になってしまいます。
赤ちゃんにはベビーパウダー、大人女子ならルースパウダー
そこで大人女子用としては、ルースパウダーやフェイスパウダーがオススメです。
ルースパウダーは、化粧直しやBBクリームの仕上げとして使われるもので、固まっていないサラサラとした粉状のフェイスパウダーです。
ルースパウダーのルース(loose)とは「緩んだ、バラバラの状態」であることからもわかるように、結合剤として使用される粉体を固める油分がほとんど含まれておらず、低刺激になっています。
ルースパウダーを使用すると、ファンデーションの油分と皮脂をおさえることができ、化粧崩れも防げますし、肌の表面をパウダーがふんわりと包み、つるんとしたキメの細かい美しい肌に魅せてくれます。
パウダーをフタに出し、パフにしっかりと含ませ、スライドせずに転がすように、パウダーを肌に置くようにつけていきます。