若々しく魅力的な体には、男性ホルモンが深く関与しています。
男性であってもいつまでも若々しく見られたいと思う人が多いと思いますが、それには男性ホルモンを維持することが大切なのです。
年々減ってきてしまう男性ホルモン
男性ホルモンは、バイタリティを高め、若々しさを保つホルモンですが、女性ホルモンと同様に、歳を重ねるとともに減少していってしまうホルモンです。
男性ホルモンが低下してしまうと、性機能低下はもちろんのこと、筋力低下などもみられるようになってきます。
例えば、若いときは徹夜をしてもすぐに回復できたのに、最近ではすごく回復が遅くなったということを耳にします。
こうしたことも、歳とともに男性ホルモンが減少していることが大きく関係しています。
しっかり寝たほうが男らしくいれる
男性ホルモンは、睡眠時間とも深く関係があり、睡眠時間が4時間半の場合よりも、7時間の場合のほうが、早朝の血中男性ホルモンが高くなるという報告があります。
より男らしくいたいのであれば、よく寝ることも重要なことなのかもしれません。
男性ホルモンを増やしたければ、スクワットをすれば筋トレ直後に男性ホルモンの分泌が高まることが知られています。
大きな筋肉を鍛える筋トレによって、男性ホルモンの分泌が高まります。
女性の美も男性ホルモンと深い関係がある
女性の場合は、男性ホルモンなんて関係ないし、男性ホルモンというと毛深くなるというイメージがあると思います。
女性の血中のテストステロン(男性ホルモン)の量は、男性の10分の1と言われています。
しかし、日本抗加齢医学会総会のシンポジウムでは、唾液のテストステロンの量を測定したところ、活性のあるテストステロン量は女性でもかなり多く、女性は男性に対して65歳未満で3分の1であったという報告もあります。
また男性ホルモンは女性ホルモンよりも年齢とともに減っていくのがゆるやかで、閉経後はエストロゲンの仕事をサポートします。
筋肉や骨を作り、内臓脂肪の増加を防ぎ、認知力を上げ、気力を高め、血管を若々しく保ってくれるのです。
テストステロンは中性脂肪の代謝にもかかわっているので、引き締まったボディーをキープするという意味で、美しく若々しい見た目を維持したいという女性にとっても意味があるものなのです。
中高年の女性の元気の源
テストステロンは、男性はもちろん、中高年の女性の元気の源とも言えます。
更年期をすぎると、女性は女性ホルモンの分泌が減ってきてしまいますが、男性ホルモンの減りはゆるやかで、女性ホルモンに比べ、男性ホルモンのほうが優位になってきます。
もしかしたら、中高年の女性の元気はこうしたところからきているのかもしれません。