アンチエイジングで期待される水素の働き | 美容トピックス

水素は、水素水水素吸入といったことで、健康や美容に役立つのではないかといろいろと話題になってきました。

大規模な二重盲検試験などで、水素はアンチエイジングに効果ありといったエビデンスはまだ今のところありませんが、中には水素によって効果があったとする症例報告などもみられます。

水素とアンチエイジング

水素には、アンチエイジング(抗老化)作用があると言われていますが、なぜアンチエイジング効果があるのかというそのメカニズムについては、はっきりとわかっていません。

ビタミンCなどの多くの抗酸化物質は、殺菌力などにより体内で細菌やウイルスを撃退する働きをもつ善玉活性酸素と、正常な細胞や遺伝子も攻撃して老化や病気などを引き起こすとされているいわゆる悪玉活性酸素の両方を抑えます。

しかし水素は、抗酸化力が非常に強いだけでなく、善玉の活性酸素には反応せずに、悪玉の活性酸素だけをアタックし、SOD(スーパーオキシドジスムターゼ)カタラーゼといった抗酸化酵素の発現を高めてくれます。

こうして悪玉の活性酸素が抑えられることにより、ミトコンドリアも効率よくエネルギーを作り出すことができ、それが若々しさにもつながっていきます。

こうした働きが、水素がアンチエイジングに対して寄与しているのではないかと考えられます。

水素とオプジーボ

オプジーボというと、少し前にノーベル賞がらみで話題になった抗ガン剤ではないかという記憶がある人は、さすがです。

2018年に本庶佑博士がノーベル医学・生理学賞を受賞したことをきっかけに、がんの「免疫療法」が話題になりましたが、このとき脚光を浴びたのがオプジーボです。

オプジーボは、ヒト型抗ヒトPD-1モノクローナル抗体で、ニボルマブという遺伝子組み換え医薬品で、抗がん剤として使用されています。

少しかみ砕いて言うと、免疫細胞であるT細胞のPD-1と結合して免疫の働きにブレーキがかからないようにする免疫チェックポイント阻害薬になります。

実は、このPD-1と結合して免疫の働きにブレーキがかからないようにする免疫チェックポイント阻害が、老化細胞の除去を促し、新たな抗加齢療法になる可能性がるとして期待されているのですが、水素はまさに、PD-1抗体と尾内働きを持っていることがわかっています。

水素と美容

水素は抗酸化作用があるというだけで、美容効果があるというイメージになりますが、実際に水素を吸入して肌が若返ったり、気持ちが明るくなったような気がするという人もいますし、白髪が黒くなったという人までいるようです。

個人差もありますし、プラセボ効果もあるかと思いますが、その作用機序、メカニズムを考えてみると、水素は多いに抗老化・アンチエイジングという点で、大きな選択肢の一つになっていく可能性があるのかもしれません。

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