婚約指輪は愛の証、結婚指輪は結婚の証などと言いますが、婚約指輪は、婚約の証として男性から女性に贈るものです。
一方、結婚指輪は、結婚の記念に二人で購入するもので、結婚後から夫婦で身につけるものになります。
しかし困ったことに、指輪をしているところがかぶれてしまい、どうも原因が指輪ではないかという場合があります。
指輪かぶれの原因は何?
まず『指輪かぶれ』ですが、指輪が触れている部分を中心に湿疹ができたり、皮膚がかぶれたりしてしまうものを言います。
その原因として多くの人が真っ先に思い浮かぶのが金属アレルギーだと思います。
もちろん金属アレルギーという場合もありますが、それ以外にもいろいろと原因があるのです。
洗剤によるかぶれだったり、カンジダ症の場合もあります。
金属アレルギーによる指輪かぶれ
金属アレルギーによる指輪かぶれは、ニッケルを含むメッキのものに多くみられます。
クロムやスズ、銅も比較的金属アレルギーを起こしやすい素材ですが、体質は変わるものですので、以前は金属アレルギーがなかったという人でも、妊娠や出産のストレスでアレルギーが出る場合もあります。
金属アレルギーを起こしやすいのはニッケルなどを含むメッキのものが多いのですが、18金でもプラチナでも、かぶれを起こすことはあります。
指輪は思い出のものだし、大切なものだからといって無理をしていると、日常生活にも支障をきたすような状態になりますので、指輪をはずして医療機関を受診することをオススメします。
洗剤や石鹸による指輪かぶれ
洗剤や石鹸によっても指輪かぶれが起こる場合があります。
指輪をつけたまま入浴した後などに、指輪をしていた部分がかぶれる可能性があるのです。
これは、洗剤や石鹸が指輪と皮膚の間に入り込んでしまい、その成分と皮膚が反応をして炎症を起こすことによって起こります。
もし、指輪をはずして、手をきちんと洗うことで症状が改善するのであれば、原因は洗剤や石鹸の可能性があります。
指輪の裏側に、装飾のための隙間や、名前の刻印などがあり凹凸がある場合は、その隙間に皮脂などの汚れとともに石鹸の残りなどが入り込んでしまい、かぶれの原因になるのです。
洗剤や石鹸による指輪かぶれは、よくすすぐことが大切です。
カンジダ症による指輪かぶれ
金属や洗剤・石鹸のほかにも、カンジダ症が原因で指輪かぶれが起こる場合があります。
カンジダ症が原因の場合、指輪の下が常に乾かず湿った状態になって、カンジダが繁殖することがあります。
水虫のような症状となりので、怪しいなと思ったら、皮膚科を受診することをオススメします。
水によって起こるケース
水によって起こるケースは、指輪かぶれというよりも、どちらかというと『手湿疹』です。
『手湿疹』は、家事や飲食店の洗い場、美容師などによく見られ、水によって皮膚の表面がはぎ落されて、免疫機能が低下しているときに、接触した雑菌が皮膚の表面で繁殖してしまい起こってきます。
水仕事のときは指輪はせずにゴム手袋をはめて、なるべく水に触らないようにするのが良いでしょう。