昔は顔を赤くするのが化粧だった | 美容トピックス

お化粧をするというと、相場は女性というイメージがあります。
最近でこそ男性化粧品などというものがでてきていますが、以前は化粧というと、女性の専売特許という感じでした。

男性が化粧するようになった理由

年配の男性などは、男が化粧するなんて女々しいなどと思ったりするかもしれませんが、最近男性が化粧するようになったのには、単に男性が女性のように自分もお化粧して綺麗になりたいとか、化粧することでイケメンになってモテたいといったことだけではないようです。

女性が社会進出を果たし、取引先の商談相手に女性が出てくることも多くなり、そうすると、男性としても外見・身だしなみに気を遣うという場面もでてくるようになったから、化粧する男性が増えたとも言われています。

昔は化粧は女性だけの専売特許ではなかった

実は、日本で化粧がされるようになったのは4~6世紀の古墳時代だということが言われていて、この時代のはにわを見てみると、男女ともに顔に赤色の土が塗られていたのです。

実はこれが化粧なのです。
古墳時代の化粧は今とは全然ちがったもので、顔を赤く塗るのが化粧のルーツだとも言われています。

「日本書紀」にも、ホノスソリノミコトが弟に謝罪するときに赤色の土を顔や手の平に塗ったという記載がみれれており、化粧は、服従を示すために、顔を赤く塗ったのがはじまりだったとされています。

また、赤い色は血の色や太陽に通じていて、それゆえに悪いものから身を守るという呪術的な意味があったともされています

海外においても、旧石器時代の遺跡から、石器時代の人たちが肌を赤く塗ったことを証明できるような形跡が発見されていますが、こちらの場合は、服従を示すというより、災いよけのためだったとされています。

口紅においても、古代人が災いは口から入り込むと信じていたことから、それを避けるために口の周りを赤く塗ったというのは始まりだったと言われています。

現代メークの基礎は、聖徳太子の時代

6世紀後半、聖徳太子が誕生し、大陸から仏教が伝来したころ、遣隋使が日本に来て、大陸から白粉(おしろい)や紅、香を持ち込みました。
これが現在のメーク化粧品のルーツともなるべきもので、化粧品が大陸から輸入されてきたことになります。

小麦色の肌と美白肌

最近では、美白ブームで何かというと美白化粧品が話題となり、肌は白いほうが綺麗で良いという風潮になっています。
しかし以前は日本でも、小麦色の肌のほうが健康的だということで流行った時代がありました。

東アジア系の人たちは、特に美白やシミを気にするようです。
オーストラリアなどに行くと、もちろん紫外線が強いことからUV対策をしますが、日焼けするために太陽の下で長時間寝ている現地の人がいる近くを、日本人観光客のほとんどが帽子をかぶり、アームカバーをして、日傘をさして歩いているなんていう光景があるようです。

オーストラリアは紫外線が強い地域ですが、ある程度日焼けしていたほうが健康的で、あまりに色白だと逆に不健康だというように思われてしまったりするそうです。

人種の違い、肌の特性の違い、文化の違い、いろいろ美容・化粧も事情によって変わってくるものです。