肌が荒れやすい季節の変わり目 | 美容トピックス

季節の変わり目になると、肌が荒れやすいという人も多いと思いますが、この季節に悪化して痒みを伴い、良くなったり悪くなったりを繰り返す慢性的な皮膚炎にアトピー性皮膚炎があります。

アトピー性皮膚炎の特徴

アトピー性皮膚炎は、皮膚の乾燥とバリア機能の異常があり、そこにさまざまな刺激やアレルギー反応が加わって起こってきます。

アトピー性皮膚炎の特徴としては、症状が左右対側性で、子供のころには、膝や肘といった手や足を折り曲げる内側の部分や、首などに特徴的な皮疹が出ます。

アトピー性皮膚炎は、子供だけということではなく、例えば20代でも首が痒くて病院に行ったら、アトピー性皮膚炎と診断され驚くというようなケースもあります。

もともとアトピー性素因を持っていた人が、ストレスなどをきっかけに、血のめぐりが悪くなったり、睡眠不足や便秘が重なったり、自律神経が乱れたりすることで、肌のバリア機能も低下して、肌からアレルゲンが入りやすい状態が続いてしまったため、炎症が起きて、アトピー性皮膚炎の症状が出てくるといったこともあります。

アトピー性素因とは

アトピー性素因とは、アトピーになる素因になりますが、血縁者が過去にアトピー性皮膚炎にかかったことがあるといった家族歴、気管支喘息やアレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、アトピー性皮膚炎などの症状を持っているという既往歴、IgE抗体を産生しやすいという素因などを言います。

アトピー性皮膚炎の人は、肌のセラミドの料が通常の人の3分の1ほどしかないと言われていて十分な保湿ケアをすることが大切で、しっかりとした保湿ケアいより、炎症が起こらないようにすることが重要です。

季節の変わり目に肌が荒れやすい理由

季節の変わり目は、なぜ肌が荒れやすいのか、アトピー性皮膚炎の症状が出てきやすいのでしょうか。

季節の変わり目、特に冬から春、夏へという季節の変わり目に肌は荒れやすくなります。

乾燥による肌の荒れは乾燥の季節である冬に多いのですが、脂の分泌がまだ少ない春先の暑い日に汗をかいたり、発汗の影響がまだ強く残っている時期に寒さを感じて乾燥したりというように、季節の変わり目には肌のバリアー機能障害と刺激とが相互に影響しやすい時期でもあるのです。

汗や汚れによる刺激を避けるために、こまめに汗をぬぐい、肌を清潔に保っておくことが、季節の変わり目の肌荒れを防ぐ大切な対策なのです。

ちなみに、子供のころに肘や膝の裏側などに湿疹が強く現れ痒かったという経験がある人もいると思いますが、これも汗や汚れの影響を強く受けることから、こういったところの肌に症状がでてきていたのです。

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