歯を白くするのに歯を磨きすぎると逆効果 | 美容トピックス

歯って真っ白なイメージがありますが、結構黄味がかっているものです。

それをなかなか真っ白にならないといって、研磨剤が入った歯磨きで長時間一生懸命歯をゴシゴシブラッシングするのは、大きな間違いです。

もともと人間の歯って真っ白じゃない

真っ白な歯というと、修正液のような鮮やかな白を思いうかべるかもしれませんが、人間の歯はもともとそんな真っ白ではありません。

歯の一番外側はエナメル質になっていて、若い時は白く、年齢とともに半透明になってきます。そしてエナメル質の内側に象牙質があり、この部分は象牙色になっています。

若いころはエナメル質が白色であったのが、だんだんと半透明になってくることで、その内側にある象牙色した象牙質が透き通って見えてくるようになります。

このため若いころは歯が白かったが、年齢とともに黄ばんできたというのは、歯の汚れという部分もあるのでしょうが、エネメル質の色の変化にも要因があるのです。

成人の歯は真っ白というよりもほんのりと黄色がかっているのが自然な歯の色ということになります。

歯を白くしたいために歯磨きゴシゴシやり過ぎは逆効果

歯磨き粉の多くには研磨剤が含まれています。

歯の一番外側にあるエナメル質は硬くて丈夫なのですが、毎日力を入れすぎて磨いていると、徐々にすり減っていってしまいます。

するとエネメル質が薄くなるので、その内側にある象牙色の象牙質が透き通って見えるので、歯が黄味がかって見えてきます。

またエネメル質が薄くなることで刺激が伝わりやすくなり知覚過敏を引き起こしてしまいます。

歯の汚れを落としたり、歯垢の除去の目的で歯を磨くのは良いのですが、なかなか歯が白くならないといって研磨剤が入った歯磨きで長時間力を入れてブラッシングすることはかえって逆効果になってしまうのです。

歯が着色しやすい食べ物は注意する

歯の表面はざらざらしていて、食べたものが着色しやすくなっています。
歯の着色汚れは、とにかく汚れが付かないように予防するのが一番です。

これらのものを食べないというわけにもいかないのですが、食後すぐに歯をみがきするのが良い予防法です。

歯磨きできなくても、うがいをしておくだけで違います。
また歯への着色のことを考えるのであれば、珈琲はブラックよりもミルク入りのほうが良いということになります。

着色しやすい食べ物としては、まずは緑茶・ウーロン茶・紅茶があります。
これらはタンニンの渋み成分が茶渋として着色してしまい、歯磨きだけでは落ちない頑固な着色になってしまいます。

珈琲

珈琲も歯を着色しやすい食べ物ですが、珈琲にはクロロゲン酸というポリフェノールがあります。
クロロゲン酸は動脈硬化や糖尿病の予防にもなりますが、歯に着色しやすいのです。

カレー

自然の着色にも使われるくらいの
カレーに含まれるウコン(ターメリック)が歯を黄色く着色していってしまいます。茶渋などとは違い、食後すぐに歯磨きすれば着色しづらいので食後すぐに歯磨きすることがオススメです。

赤ワイン

赤ワインの中には、着色の原因となるタンニンが入っています。

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