加齢臭は男性だけでなく女性にもある | 美容トピックス

自分のニオイというものは気になるものですが、資生堂が行った調査によると、他人の加齢臭を7割以上の人が感じていて、しかも3人に1人は男性だけでなく女性に対しても、年齢特有のニオイを感じているという結果がでてきます。

<参考:資生堂の加齢臭に関する調査 https://www.shiseidogroup.jp/releimg/2322-j.pdf

女性にも加齢臭はある

資生堂の調査(20~50代のビジネスパーソン2400名を対象に行ったアンケート)によると、加齢臭という言葉の認知率は、95.9%と高かった一方、女性にも加齢臭があるということを知っている人は、49.7%と半数弱にとどまっています。

また、他人の加齢臭に対しては、全体の72.8%が感じていて、職場の男性に対して加齢臭を感じている人は63.5%、職場の女性に対して加齢臭を感じている人は35.9%という結果になっています。

加齢臭の原因とでてくる年齢とは

加齢臭は、いつごろから出てくるのでしょうか。

加齢臭は一般的には40代後半からと言われていますが、最近では食事の欧米化が進み、さらにはストレス社会に身を置くことになってきたことから、30代後半から加齢臭が発生しているとも言われます。

加齢臭の原因としてよく聞くノネナールとは

加齢臭の原因となっているのが、毛穴の奥の皮脂腺から分泌される脂肪酸で、これが過酸化脂質と結びつくことによってノネナールという物質が作られてしまいます。
これが加齢臭の原因になっています。

ノネナール自身は、不飽和アルデヒドの一種で、油臭くて青臭いニオイがします。
品質劣化したビールや、長時間加熱したリノールさんを豊富に含む食用油にも多く含まれています。

加齢臭は40歳を過ぎたころから

加齢臭の原因はノネナールで、それは皮脂腺から分泌される脂肪酸と過酸化脂質が結びついてできるのですが、40歳を過ぎた頃になると、酸化に対する抑制力が低下してきて、さらに活性酸素も増えてくるので、脂肪酸と過酸化脂質の分泌量が増えてきてしまいます。

当然、ノネナールの量も急増してくると考えられています。

加齢臭というと「おじさん」というイメージはなぜ?

まずは、年齢的なことを言うと、加齢臭の原因となっているノネナールが増えてくるのが、40歳を過ぎたころからということで、若者よりはおじさんのニオイということになります。

それではなぜ、女性ではなく男性と言うイメージなのでしょうか。
もちろん、女性も皮脂腺から脂肪酸を分泌していますし、ノネナールも生成されてきます。

女性の場合は、脂肪酸と過酸化脂質の分泌量が男性に比べて少ないために、男性ほどはノネナールの量が生成されません。
したがって、よりニオイが強い「おじさん」の代名詞のように言われるようになったのです。

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