炭水化物は太るというイメージがありますが、人間の主食ともいえる穀類は炭水化物の塊のようなものです。
米・小麦・蕎麦・イモ類と多くの国で主食として食べられているものは、炭水化物を多く含んでいます。
太りにくいのは白米? それともチャーハン
健康的にダイエットをするというのであれば、白米よりも発芽米や玄米がオススメです。
それでは白米とチャーハンだったら、どちらがダイエットという観点でみると良いのでしょうか?
イメージ的には油を使っていないので白米という感じがしますが、ダイエットという観点でみると、チャーハンのほうがオススメなのです。
なぜ、ダイエットであれば白米よりもチャーハンがオススメなのかというと、肥満という視点で考えた場合は、原因は脂質ではなく糖質なのです。
糖質を多くとると血糖値が急上昇してきます。するとインスリンが分泌されて、脂肪細胞に糖が運ばれ、肥満や糖尿病の原因になるのです。
チャーハンは、油で米がコーティングされているので、白米そのものよりも糖質の吸収に時間がかかるのです。
つまりチャーハンは、白米と比べて血糖値の上昇が緩やかであるため、ダイエットという視点ではチャーハンのほうがオススメということになるのです。
もちろん玄米はオススメ
白米ではなく、玄米で食べるというのであれば、もちろんそちらのほうがオススメです。
玄米には、食物繊維が白米の約6倍あります。食物繊維は血糖の急上昇を抑えてくれますので、ダイエットにも玄米はオススメなのです。
さらに、玄米にはビタミンB1などの栄養素も豊富に含まれています。
玄米が苦手な人はロウカット玄米
玄米は、血糖の急上昇を抑える食物繊維が豊富で、栄養価もあるのですが、なんとなくボソボソとした硬い食感が苦手という人もいると思います。
しかし、最近ではそんな人のためにロウカット玄米が市販されています。
玄米の表面にある防水性の高い『ロウ層』があるのですが、特殊技術により玄米からこのロウ層を取り除いたのが『ロウカット玄米』なのです。
ローカット玄米は、白米と同じように炊くことができ、食物繊維やビタミンB1なども玄米と同等レベルで含まれています。
脂の摂りすぎにも注意
肥満と関係があるのは脂ではなく糖質ということですが、それならば脂は気にせずたっぷり摂っても良いかというと、やはり摂りすぎはNGです。
ω6系のリノール酸は、摂取過多になると大腸炎のリスクが高まりますし、脂質は消化吸収に時間がかかるため消化不良の原因にもなります。