美人を表す言葉の一つとして『明眸皓歯(めいぼうこうし)』という言葉があります。
日本では、そんなに日常的に使われる言葉ではないので、はじめて聞く人も多いと思います。
しかし、漢字をみると、目ヘンが入った漢字である『眸』と、『歯』という漢字が入っているので、察しのいい人は、なんか目と歯に関係した言葉なのではと推測するかもしれません。
明眸皓歯(めいぼうこうし)とは
難しく見たことがない四字熟語みたいな漢字になっているので、一字一字みていきましょう。
『明』は、そのまま「明るい」という意味になります。
『眸』は、「瞳、まなこ、目」という意味になります。
『皓』は、「きよい、白く輝いている」といったような意味の漢字です。
『歯』は、いうまでもなく、口の中にある「歯」です。
これらをまとめると、『明眸皓歯(めいぼうこうし)』は、「ぱっちりとした明るい瞳と、真っ白に輝く歯」という意味になり、まさしく美人を形容して使われる言葉なのです。
確かに、人と話すとき、目と口元や歯には、どうしても目がいってしまうものです。
明眸皓歯は楊貴妃だった
『明眸皓歯』という言葉は、中国の詩人である杜甫が、世界三大美女の一人である楊貴妃の美しさを表現したときの言葉だと言われています。
確かに、白く輝く歯は、相手にとても良い印象を与えるものです。
会話をするとき、どうしても人は、相手の目や口元に視線がいくことが多いと思います。
その時に、白く輝いた美しい歯と、くすんでガタガタの歯並びの歯では、まったく印象が変わってしまいます。
歯が白くてきれいだと自信につながり積極的になれる
白い歯は、健康的、清潔、若々しいといったイメージをもたらします。
会話をしていても、歯に自信がない人、口元にコンプレックスを持っていたりすると、歯を見せずに笑ったりと、せっかくの笑顔も不自然になってしまったりします。
歯が白くて輝いていると、口元を見られることに抵抗感がなくなり、自信が持てるようになり、人と顔を合わせて話すことが苦でなくなります。
うつむかず、堂々と顔を上げて、相手の目をみて話すことができ、自然な笑顔をつくることができ、表情も豊かになります。
そうすると相手から好感を持たれるようになり、人と会うのも楽しくなり、積極的になっていきます。
白い歯は、単なる美容という側面だけでなく、口元のコンプレックスを取り除き、自分に自信が持てるようになり、ビジネスでも、友人との付き合いでも、男女の交際においても、いろいろな面でプラスの効果をもたらします。