ドライヤーを使うと髪が傷むから、髪は自然乾燥にしているという人がいますが、美しい髪を守るには、高価なトリートメントを使うよりも、上手にドライヤーを使うほうがはるかに重要になってきます。
ドライヤーが髪を傷めるのはウソ？
ドライヤーを使うと髪が傷むので自然乾燥にしているという人は、ドライヤーできちんと髪を乾かすよりも、髪を逆に傷めてしまっています。
なぜならば、髪はもともと10～15%ほどの水分量がありますが、髪を洗って濡れると、キューティクルが開いてきます。
髪を半乾きの濡れたままの状態にしておくと、キューティクルが開いたままの状態になっていて、水を吸いすぎて髪が膨れ上がってしまいます。
髪を乾かさずにそのままベッドインなんてもってのほかで、そんなことをしていると、わざわざ乾燥したパサパサ髪を作っているようなものです。
しっかりと髪を乾かして、キューティクルを閉じることが大切です。
ドライヤーでの髪の傷みが気になる
そうはいっても、ドライヤーで髪が傷むという話を聞いたことがあるんだけどという人もいると思います。
確かに、髪に高温で長時間熱を加えることは髪にとってよくありません。
しかし、ドライヤーをよく見てください。
温風の他に、冷風もでるようになっています。
実は、ブロースタイリングにおいても、温風ではなく、冷風が重要なのです。
髪の形状が固まってくるのは冷めたときで、髪にドライヤーで温風を当てた後に冷風で冷やすことで、何度もカールしなくても効率よくスタイリングができます。
温風と冷風をうまく使いこなすことで、髪に熱を加え続ける時間も少なくでき、しっかりキューティクルは閉じ、ブロースタイリングの効率も上がり、髪への負担が軽減できます。
髪を傷めにくい賢いドライヤーの使い方
髪をドライヤーで乾かすまえに、早く乾かしドライヤーの使用時間を短くするために、髪の中間部分から毛先にかけてタオルで髪をはさみ、水分を押し出すイメージで軽くたたくようにして水気を取るようにすると良いでしょう。
このとき、力任せに髪をゴシゴシ吹いたりすると、髪に摩擦ダメージを与えてしまうので注意が必要です。
髪を乾かすとき、まずは根元からスタートし、髪を指でかき揚げて空気を入れながら乾かしていきます、
根元の水を下に落とす感じで手を動かしていきます。
ドライヤーは髪に対して上からななめ45度に構えて、根本からけさきに向かって、つまりキューティクルが重なっている向きに合わせて、ドライヤーを当てていきます。
毛先の部分は、猫の手をイメージして、内側から手でコーミングしながら丸くアールをつけて毛先を落ち着かせていきます。
ポイントとしては、ドライヤーの風を下から送らないことです。
