あまり寝ない人はデブになりやすい | 美容トピックス

睡眠時間が不足すると太りやすくなるとよく言われています。

睡眠時間と肥満の相関

サンディエゴ大学の研究では、636,095人の女性を大勝として、調査を行い、睡眠時間とBMIの関係を調査しています。

BMIとは、体重(kg)/身長(m)の二乗で計算されます。

その結果、睡眠時間が7時間から8時間の人がもっともBMI値が低く、睡眠時間が3時間未満になるとBMIが最も高くなっていました。

また、長く寝ればいいというものではなく、睡眠時間が10時間以上の人もBMIは標準以上となっていました。

これとは別に、アメリカのコロンビア大学で32~59歳の男女8000人に対して行った調査では、平均睡眠時間が7~9時間の人に比べて、4時間以下の人の肥満率は73%も高く、5時間睡眠の人でも肥満率は50%も高かったという結果が出ています。

睡眠時間が短いとデブるのは食欲とも関係

睡眠時間が短くなると太りやすいのは、食欲と関係があるのではないかということで、スタンフォード大学が研究を行っています。

その結果、8時間睡眠の人に比べて5時間睡眠の人では、グレリンという食欲ホルモンの量が約15%も多く、逆に食欲を抑えるレプチンというホルモンの分泌は約15%も低くなっているという結果がでています。

つまり、睡眠時間が短いということは、裏を返せば起きている時間が長いということになり、それだけ活動エネルギーを必要とするため、食欲ホルモンが増え、食欲を抑えるホルモンが減り、結果太りやすくなってしまうのです。

短時間睡眠により、ホルモン量が変化して食欲が抑えられなくなり、食べ過ぎてしまうのです。

スタンフォード大学によると、そのボーダーラインは5時間といえます。

特に大事な眠り始めの3時間

睡眠不足は成長ホルモンとも深く関係しています。

睡眠中に成長ホルモンが分泌されることで、全身の細胞の新陳代謝が最も上昇します。

短時間睡眠でこの成長ホルモンの分泌がスムーズにいかないと、新陳代謝がうまく行われなくなり、その結果基礎代謝量が減るので、その分太りやすくなってしまうのです。

成長ホルモンは、中性脂肪を分解して筋肉を修復し、基礎代謝を上げる働きがあります。

成長ホルモンは眠り始めの3時間が重要で、眠り始めてから最初にくる深いノンレム睡眠のときに、1日に分泌される成長ホルモンの7~8割が分泌されるとされています。

眠り始めの3時間以内に目を覚ますと、たとえすぐに眠れたとしても、成長ホルモンの続きは出てこないのです。

だからこそ、眠り始めの3時間は、特に重要になってきます。

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