朝はどうしても通学や出勤前で忙しいということで、起きてすぐに朝食を口に放り込みながら着替えて、そのままカバンをもって通学・通勤、とてもお風呂になんか入っている場合じゃないという人がほとんどだと思います。
しかし、温泉地などに旅行などに行くと、朝少し早く起きて、人が少ない露天風呂に入って、体を綺麗にしてから、朝のひんやりとした空気の中で、周りの自然をすこし散策して楽しむというのは、最高のぜいたくです。
朝に弱い人ほどオススメな朝風呂
朝風呂は、朝に弱い人ほどオススメと言えます。
朝に弱い人というのは、朝起きてすぐに活動するのが苦手で、低血圧であったりします。
42℃程度の少し熱めの湯船に短時間入ると交感神経が刺激されて、血圧も浄書うし、血流がよくなり活動的になるからです。
そんな朝から風呂を入れている時間なんてないという人は、41~42℃ぐらい設定してシャワーを2~3分浴びると、やはり交感神経が刺激されてシャキッとしてくるのでオススメです。
朝風呂に注意が必要な人
ただ、血圧が高い人、上の血圧が160mmHg、下の血圧が100mmHg以上もあるような高血圧の人、急な血圧変化に弱い人、高齢者は、朝風呂は慎重にすることが大切です。
なぜならば、朝はもともと心筋梗塞や脳卒中が発生しやすい時間帯で、心臓や脳に疾患リスクを抱えている人が、朝に熱いお湯に入ることは、それで血圧があがり、リスクがあります。
朝風呂で、湯船から出てから血圧が下がり、めまいや立ちくらみがするといった人も朝風呂は慎重にすることが大切です。
こうした場合は、お湯の温度を42℃などと高く設定してはいけません。
せいぜい40℃以下のぬるめのお湯で、入浴時間も5分以内にするといった工夫が大切です。
また、朝風呂の場合、前日の残り湯を沸かし直してと考える人もいるかもしれませんが、一晩でお湯は雑菌がかなり多くなります。
敏感肌などの人がこうした湯船に入ると、肌のダメージにもつながりかねません。
残り湯を使う場合は、風呂水清浄剤を利用するなどするとよいでしょう。
朝風呂で体臭カットで爽やかに通学・通勤
朝風呂・朝シャワーは、体臭対策として最高です。
何よりも、綺麗サッパリになった気分で通学・通勤すれば、気分転換にもなります。
東京ガスが行った調査によると、朝に41℃のシャワーをたった1分浴びるだけで、体臭のもととなっている皮脂量を16時過ぎまでグッと抑えてくれるという結果がでています。
自分のにおい、体臭が気になる人は、朝風呂・朝シャワーをしてみるのもよいかもしれません。
夏など暑い季節は、お湯よりも冷たい水のほうがすっきりするという人もいるかもしれませんが、冷たい水は交感神経を強く刺激しますので、急激な血圧上昇や血管の収縮をまねくので、できれば30℃前後の水を使うとリフレッシュできます。