老化と水素の研究 | 美容トピックス

水素の健康・美容効果は、幅広く研究され、いろいろな効果が期待されています。

水素は、地球上に存在する分子の中で一番小さいもので、体のすみずみまで届きます。

水素の主な健康効果としては、活性酸素の除去作用、抗炎症作用、血流促進作用、疲労回復作用、抗がん作用、創傷治癒促進作用、エネルギー代謝の活性化、循環機能改善、副交感神経優位、抗アレルギー作用、免疫増強作用などがあります。

水素とミトコンドリア

私たち人間は、呼吸をして大量の酸素を取り入れていて、エネルギー源を作り出していますが、このときに活躍しているのが、細胞内のミトコンドリアです。

ミトコンドリアは、赤血球などの一部の細胞を除き、体内のほとんどの細胞に存在していて、エネルギー源となるATPを作り出していますが、このときに、体に取り入れた酸素を利用して、副産物として活性酸素も発生してしまいます。

エネルギー産生機能をもったミトコンドリアですが、加齢とともに数が減って働きも衰えてきてしまいます。

ミトコンドリアは、そこで発生した活性酸素によってダメージを受け、それによりエネルギーが上手く産生できず、疲れやすくなったり、ざまざまな不調がでてきたりします。

エネルギーが不足してくるので、基礎代謝は低下し、体温は下がり、免疫力も低下し、血液循環も悪くなり、栄養がうまく行きわたらなくなり、老廃物の排出もうまくいかなくなってしまいます。

つまり、ミトコンドリアの質を高く保った状態にするには、発生する活性酸素を消去することが大切になってきます。

水素は、この活性酸素を消去してくれるので、効率よくエネルギー産生ができ、健康で若々しい体を維持することができるのです。

オートファジーと水素

『オートファジー』というと、どこかで聞いたことがあるようなという人もいると思います。

『オートファジー』は、その概要や研究で、日本人の大隅栄誉教授が、ノーベル生理学・医学賞を受賞したことで話題になりました。

『オートファジー』とは、一言でいうと、「細胞の恒常性を保つ働き」ということになり、その働きによって、年齢を重ねても若々しく元気でいられるのです。

専門的に言うと、細胞内の蛋白質を消化・分解して得られたアミノ酸で、新しい蛋白質を合成するリサイクルシステムで、これにより細胞を常うに若く保つことができるのです。

『オートファジー』は、飢餓状態になったときに栄養源を確保したり、細菌やウイルスの攻撃を防ぐためにも働く仕組みになっていて、この『オートファジー』を活性化するための方法として、16時間断食などが推奨されていたりします。

こう聞くと、『オートファジー』は体にとっていい面ばかりだというイメージになりますが、過剰に働くことは体にとってマイナス面もあり、水素は、この『オートファジー』を適切に働くようにしてくれています。

水素とアンチエイジング

美容というと、アンチエイジングにどういった影響を与えるかということが注目されると思います。

水素は、老化関連蛋白質であるβーガラクトシダーゼなどの発現を低下させたりすることがわかっています。

また水素は、酸化ストレスを抑えて、線虫の生存期間を延ばしたという研究報告もあります。

さらに腸内細菌が体内で精製する水素分子が、老化の抑制に役立っているという論文も出ています。

こうしたことから、水素が細胞の寿命に関与するテロメアを伸ばす可能性があるのではないかという報告まであり、研究が進められています。

水素を吸入することで、ハイカラ血中に水素が入り、全身をめぐって、炎症を抑えてくれます。

水素吸入の効果については、『最強の水素術』という本に、詳しく載っています。

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