毛穴を目立たせるホルモン | 美容トピックス

毛穴の開きには、ホルモンが大きく関係していると言われています。どのように関係しているのでしょうか。

毛穴は皮膚表面と同じ

毛穴「毛包」と医学的解剖学的には言われています。

一見、皮膚の中にあるように見えますが、毛穴は皮膚に開いた穴ではなく、皮膚が落ち込んでできたくぼみと考えることができます。

そうすると、毛穴の内壁は、肌と一体でつながっているということになります。

つまり、肌と同じということになるので、肌の表面と同様に、毛穴の中にも雑菌がいろいろいます。

普通の肌と違うのは、毛穴の場合、皮脂腺が毛穴の出口付近で開いているので、毛穴の中は常に皮脂で満たされた状態と言えます。

そこで、その皮脂と雑菌が混じり合って、それが毛穴じゅうに満たされているのです。

毛穴の大きさに影響を与えている男性ホルモン

男性では、睾丸からテストステロンという男性ホルモンが分泌されます。
また、副腎からはデヒドロエピアンドロステロンという男性ホルモンも分泌されます。

これら男性ホルモンは、皮脂腺の細胞内に入ると、5アルファリダクターゼという酵素の作用によりジヒドロテストステロン(DHT)という活性の強いホルモンに変換し、これが皮脂の分泌を促します。

皮脂の分泌が増え、皮脂腺が発育することによって、皮脂腺げとても大きくなれば、毛穴も広がり目立つようになってきます。

DHTは皮脂腺のホルモンの受容体に結合して皮脂の分泌を促進します。

毛穴の大きさは、この男性ホルモンが多いか少ないかに大きく影響を受けます。

もし、男性ホルモンが多いと、皮脂腺が発育し毛穴が目立つようになりますし、逆に男性ホルモンが少ないと、皮脂腺の発育がよくなく毛穴は目立たない肌になります。

この男性ホルモンは遺伝によるところが多く、毛穴が目立つか目立たないかというのは、生まれる前から決まっている部分が大きいのです。

睾丸や卵巣だけでなく、副腎からもデヒドロエピアンドロステロン(DHEA)という男性ホルモンが、男性でも女性でも分泌されます。

しかし男性のほうが圧倒的に分泌量が多いので、男性のほうがテカリやすく、毛穴も目立ちやすい人が多いと言えるでしょう。

女性ホルモンも毛穴に関与

女性ホルモンのプロゲステロンも毛穴に大きく関与しています。

生理前や生理中は、毛穴が目立ったり、ニキビや吹き出物ができやすくなり、またテカリやすくもなったりしますが、これはこの時期プロゲステロンの分泌が盛んになり、これにより皮脂の分泌が促されているからです。

体の中で、もっとも皮脂腺が発達しているのは頭ですが、その次はとなると、それは顔です。

顔の毛穴が目立つというのは、ただたんに顔を鏡でみる機会が多いというだけでなく、もともと顔には皮脂腺が多いということも要因になっているのです。

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