気になる肌のくすみの原因と肌の変化 | 美容トピックス

『肌のくすみ』と言うと、加齢によって起きてくるイメージがありますが、『肌のくすみ』は加齢だけが原因ではありません。

肌のくすみの原因

『肌のくすみ』の原因は、加齢以外にも、疲れたときや寝不足のときに見られたり、冬や生理中に感じやすいとも言われています。

肌のくすみに関しては、スキンケアの他に、血行やリンパの流れも関係しています。

まず、肌のくすみというと、血行不良によって、肌の色が悪くくすんでみえるということがあります。

季節の変化などによる気温の変化やストレス、喫煙などによって血行が悪化すると、肌の赤味が低下してくすんで見えるようになります。

加齢のほか、紫外線に長時間あたっていたりすると、メラニンの沈着が起こってきて、肌が全体的に色素沈着をしてきて、肌のくすみにつながることもあります。

加齢の場合は、メラニンの沈着以外にも、シワや毛穴が目立つようになり、それらの影により、肌全体が暗くくすんで見えることもあります。

角質が厚くなってきたり、古い角質がたまったりしてくると、肌の透明感が低下してきて、これが肌のくすみの原因になることもあります。

肌のくすみは、肌の調子が悪く、肌のキメが乱れることによっても肌表面の光の反射が乱れて、ツヤが低下してくすんでみえることがあります。

肌のくすみと黄色化

肌のくすみの原因には、肌の黄色化も原因しています。

皮膚を構成している蛋白質が、糖化やカルボニル化を起こすことで、肌の黄色味が増してくすんでみえるのです。

肌がくすんで見える肌の糖化

肌の『糖化』のイメージとしては、ホットケーキの表面が茶色になるような感じです。

ホットケーキの原材料の小麦は、小麦蛋白質を豊富に含んでいますが、調理をすることにより、この小麦蛋白質と糖がくっつき、さらに過熱されることにより茶色に変化していくのです。

これと似たようなことが肌で起こっているのです。

皮膚の蛋白質には、真皮のコラーゲンやエラスチン、表皮のケラチンなどがありますが、これらが糖と結びついて蛋白質が変性し、劣化してAGEs(糖化最終生成物)ができてしまいます。
このAGEsは分解されにくく蓄積されやすいため、肌や髪などの老化が進んでしまいます。

AGEsが真皮のコラーゲンに蓄積すると肌の弾力が失われてたるみやくすみ、シワの原因になってしまうのです。

こうならないために、糖質(炭水化物)の摂りすぎに気をつけて、ストレスをためないようにし、適度な運動をすることも大切です。

また、抗酸化作用があるビタミンやポリフェノールを豊富に含む食材を摂るのも良いでしょう。

肌がくすんで見える肌のカルボニル化

皮膚のタンパク質に、糖が結びつくのが『糖化』であるのに対し、過酸化脂質の分解物であるアルデヒド類が結合して反応し、カルボニル化するのが、『カルボニル化』になります。

皮膚のタンパク質が『カルボニル化』することにより、肌の透明感が低下し、乾燥したり黄色化したり、シワなどの原因になります。

過酸化脂質ができる原因である、脂質の摂りすぎや、紫外線、喫煙、ストレスなどに注意することが大切です。

実際に、紫外線を浴びた肌の深部にある真皮の黄色化を調べてみると、脂質の過酸化反応などに起因した『カルボニル化』が起き、タンパク質が変性していたことがわかっています。

この『カルボニル化』も肌の黄色化に大きな影響を及ぼしているといえるのです。

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