美容の大敵、慢性蕁麻疹の治療のポイント | 美容トピックス

乾燥肌や敏感肌など、肌の状態は、化粧のりにも大きく影響をして、美容上よく問題となります。

単なる乾燥肌や敏感肌ならまだしも、実際に蕁麻疹(じんましん)が出てきてしまっていると、湿疹や皮膚炎で肌が汚く見えてしまいます。

つらい慢性蕁麻疹は日常生活にも影響が

慢性蕁麻疹は、その多くは原因が特定できない特発性と呼ばれるタイプの蕁麻疹で、1ヵ月以上症状が出たりなくなったりを繰り返すようになり、慢性化してしまいます。

美容面では、湿疹や皮膚炎の症状により肌の見た目が悪くなってしまいますが、その他にもつらい痒みがおそいます。

実際に、製薬メーカーであるノバルティスファーマ株式会社が慢性蕁麻疹患者200名に対して行ったインターネット調査では、慢性蕁麻疹によって日常生活に影響があると回答した人が約4割となっています。

慢性蕁麻疹による日常生活への影響

  • イライラする、ストレスがたまる
  • 仕事、火事、学業で集中が妨げられる
  • 眠りにつくのが妨げられる

女性に多い慢性蕁麻疹

慢性蕁麻疹の症状の原因は、かゆみを引き起こすヒスタミンですが、女性ホルモンであるエストロゲンが皮膚にある肥満細胞という細胞を刺激することで、このヒスタミンを多く放出してしまいます。したがって慢性蕁麻疹は女性に多いと言われています。

慢性蕁麻疹があれば、かゆくて我慢するのがつらく、思うようにメイクができず、下着やストッキングをしていても衣類が気になるといったことが心理的負担にもつながっていってしまいます。

慢性蕁麻疹の治療のポイント

慢性蕁麻疹になると、皮膚科専門医あるいはアレルギー専門医を受診し、適切な治療薬を処方してもらうことが大切です。

なんだ、当たり前じゃないかと思うかもしれませんが、問題は、皮膚科専門医やアレルギー専門医の受診の仕方です。

慢性蕁麻疹で受診する場合、すでにだいぶ蕁麻疹が消失していたりするため、実際に症状が激しかったときの様子がうまくお医者さんに伝わらないということがあります。

このためどんな症状なのか、どのぐらいつらいのかといったことを正確に伝えることが大切ですが、蕁麻疹がはげしく出ているとき、スマホなどで写真にとって、お医者さんに見せるというのも一つの方法です。

実際に症状がひどくでていても、病院やクリニックに行くときには、だいぶ症状が軽くなっていたりすることもあります。

あまり症状が出ていない時に受診されると、正確に診断するのが難しい場合もあります。しかし、いつも症状がひどくでているタイミングで受診できるものでもありません。

慢性蕁麻疹の多くは、原因がはっきりしない特発性のものですが、原因がはっきりしていない場合でも、症状として出てきている湿疹や痒みに対処して治療が行われます。

慢性蕁麻疹に限らず、特に皮膚病に関しては、症状がひどく出ている時の写真をスマホなどで取ったり、症状を記録しておくとことにより、より正確に診断ができるようになります。

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