自粛生活が続くと、ストレスが溜まるとともに、運動不足になりがちです。
本来ならば、外で思いっきり運動をしてといきたいところですが、周りに人がいる中の運動となると、どうしてもマスクをしながらとなってしまいます。
しかし、マスクをしながら思いっきり体を動かしていると、マスクで汗で濡れてしまい、そのマスクが顔にベタっとくっつき呼吸がしにくくなり、思いっきり運動をできません。
また、そんな状態で運動を続けていると、今度は熱中症のリスクもあがってきてしまいます。
おうちの中で、適当に運動をしておられる方も多いと思いますが、冷房がきいた部屋だと、なかなか汗が出てこなかったりします。
汗には良い汗と悪い汗がある
汗には、『良い汗』と『悪い汗』があります。
『良い汗』はサラサラとした汗で、『悪い汗』はベタベタとした汗です。
『悪い汗』といっても、汗そのものが悪いものということではありません。
汗腺の働きが悪くなっていると、ベタベタとした汗、つまり『悪い汗』が出てくるのです。
なぜベタベタとした汗になるかというと、汗腺機能が衰えてくると、成分をろ過しきれずに、汗にいろいろな成分が出てきて、それがネバネバ・ベタベタとした汗になります。
ベタベタした汗は、成分濃度が高く蒸発しにくいので、体温を調整する上で効率が悪くなってしまうのです。
だからこそ、普段から汗をかいて、汗腺機能を鍛えて、『良い汗』がでるようにすることが大切です。
良い汗をかくために汗腺を鍛える夏風呂
そこで、汗腺のろ過機能を保ち、『良い汗』を描くためにオススメなのが、夏風呂です。
夏は暑いので、ササッとシャワーで済ませる人もいると思いますが、夏風呂は、しっかりと体を温め、汗腺機能を保ち、心もリフレッシュできます。
また、ニオイの原因となる『悪い汗』ではなく、『良い汗』をかくようになるので、ニオイが気になる方にもオススメです。
夏風呂のの温度は、だいたい43~44℃のお湯を浅く入れます。
そこに、肘から先とひざ下をお湯の中に入れて、10~15分ほど温めます。
その後、ぬるま湯を足して、36℃程度の湯舟で10~15分ほど全身浸かります。
最近、なかなか運動不足だし、自然と汗をかけないという人は、試してみるとよいかもしれません。
入浴後、すぐに衣類を着ない
夏の風呂の入り方のコツとしては、入浴後すぐに衣類を着ないという点があります。
銭湯など他の人がいる中で、いつまでも衣類を着ないというのはちょっとはずかしいかもしれませんが、家族しかいない自宅であれば、パンツぐらいは履くとしても、汗が自然に蒸発するまでは衣類は着ないほうが良いでしょう。
なぜならば、入浴後すぐに拭くを着てしまうと、汗腺が閉じてしまい、体温調節がうまくできなくなってしまうからです。
お風呂から出たら、タオルで体の水気を軽く拭き取り、汗が自然に蒸発するのを待ってから衣類を着ると良いでしょう。