かぜは、一言でいうといろいろな原因で起こる呼吸器の急性炎症性の病気で、『かぜ症候群』と呼ばれます。
つらいかぜですが、できればひきたくない、ひいても軽くすませたいものです。
かぜの予防のために気をつけたいことといえば、温度変化、睡眠、栄養になります。
規則正しい食生活
かぜは、鼻の粘膜でウイルスや細菌が増殖すれば、くしゃみ・鼻水・鼻づまりになり、のどの粘膜に炎症が起これば、のどの痛みになります。
気管支から肺の炎症がひろがれば、咳や痰となり、全身反応がでてくれば、発熱やだるさ、食欲不振につながります。
意外と軽くみられがちですが、規則正しい食生活はかぜ予防を考えると重要な要素になります。
かぜ予防の方法は、食事・睡眠・仕事といったひびの生活リズムをなるべく規則正しく守ることが大切なのです。
睡眠の重要性
かぜの予防・治療には睡眠はかかせません。
安静にして体力の回復力を高めることが大切で、特に熱がある時はできるだけ休養を取るようにすることが重要です。
かぜのひきはじめは、暖かくして風呂は控えて、睡眠を十分にとるようにしてください。
かぜの予防や治療は、生活環境がとても重要で、室温は18~20℃とし、乾燥を防ぐようにしてください。
乾燥している場合は、必要に応じて加湿器を使い、時々換気も忘れずにします。
朝方、急激な気温の低下によってせきを誘発する場合があるので、室温を保つ工夫をすることも大切です。
かぜのときの食事
かぜをひいたら、水分をしっかりと取り、消化がよく温かいものをとることがオススメです。
水分が多いということから、お茶、熱いレモンティー、葛湯などがおオススメです。
おかゆやスープなどもオススメで、温かいものを口にして、発汗を促すとともに、失われた水分を補給することが重要です。
また、熱が高くほてっている場合は、冷たい果汁を少しずつとってもいいでしょう。
発熱により失われたビタミンも効率的に補給するため、ビタミンのサプリメントなども利用すると良いでしょう。
かぜに対してビタミンCを大量摂取することに関しては批判的な専門家もいますが、1日1~4gを摂取することで、かぜの期間や重さが軽減したという研究報告もありますので、胃への負担をさけるためにも食後に利用してみるのも一つだと思います。
かぜのときの葛湯
葛湯は、カタクリコ小さじ2を1/2カップ水でとき、どろっとするまで練りながら加熱していきます。
色が透明になったら、砂糖を小さじ1加えてできあがりです。
おかゆは、作ってくれる人がいない場合でも、市販のレトルトパックなどがあり簡単に利用できます。