よく怒りの感情がなかなか抑えられなくてという悩みを持っている人もいますが、怒りは人間の正常な感情で、日常生活においても怒りが沸き起こるというのは自然な現象です。
ヒステリックに怒りやすい人の特徴
ヒステリーに怒ってしまう人の特徴としては、顕示性性格が強い人で、過度の情動性及び注意を惹きたいという欲求から来ています。
他者の注意を惹くために、不適切に誘惑的な行動に出たり、挑発的な行動をとたりします。
被暗示性が非常に高く、時によって他者の注意を維持するために服従的に行動することもあります。
注目の的になっているときはいいのですが、そうなっていない場合、しばしば抑うつ状態になったりします。
注目の的になっていないと不快感を感じたり、他者との交流に対して誘惑的であったり挑発的であったりします。
感情の急激な変化や軽率な表現が目立ち、はったりや芝居がかった振る舞い、さらには大げさな感情表現があったりします。
怒りのコントロール
怒りは自然な感情なので、無理に抑える必要はありませんが、過剰なほどの怒りやなかなか収まらない怒りにより、思わず暴力をふるってしまったり、めちゃくちゃな行動をすると、さまざまな問題を引き起こしてしまいます。
場合によっては、相手を肉体的、精神的に傷つけ、自分自身も後悔したりすることもあります。
まずは、人間は寝不足であったり疲れていたりすると、誰でも怒りに対する沸点が低くなってしまいます。
感情をコントロールするためにも、十分な睡眠と体調を整えておくことが重要になってきます。
怒りの感情を持ちやすい人の特徴として、「こうあるべき」という理想が高すぎて、その理想と現実のギャッブから怒りの感情がでてきてしまうことがよくあります。
怒りのアンガーマネジメント
怒りをコントロールする方法として『アンガーマネジメント』があります。
これはアメリカで開発された心理プログラムで、ビジネスや育児の場でも応用されています。
アンガーマネジメントでよく言われているのが、怒りを感じたら6秒カウントするというものです。
とりあえず6秒だけ我慢すると、突発的な怒りはだいたい6秒ほどで収まるのです。
怒りのピークの間は、何もせず、数だけを数えてみる良いでしょう。
怒りの対象の人が目の前にいる場合は、とりあえずその場から離れるというのも賢い方法です。
そしてその場から離れたら、怒りの原因になった相手のことを考えることを一時的にやめます。
達観してみるのも良いでしょう。所詮人間なんて猿に毛が生えた程度の動物にすぎないし、個人個人価値観が違うんだからと達観してしまうのです。
例えば意見が食い違ったとき、相手が悪いと考えるとどんどん怒りが増幅していきますが、価値観の違いねとあきらめてしまえば、相手が自分の理想と違う言動をしたとしても、悪意ではなく価値観の違いだと割り切ることができ、怒りもコントロールしやすくなります。