オシャレをしなくなったら認知症のサイン? | 健康トピックス

高齢化社会、アルツハイマー病が問題になっています。

アルツハイマー病・認知症というと、高齢者のものというイメージがありますが、若年性認知症も大きな問題となっていて、働き盛りの人が、ある日、記憶の中に開いた穴が日に日に大きくなっていき、幼稚園児でも簡単にできるようなことさえできなくなってしまいます。

若年性認知症になると職を失い大変に

認知症だと判断されると、障害年金が受け取れるし、自立支援医療も利用できます。
場合によっては住民税も免除され、認知症でかかる病院代も1割負担になります。

とはいえ、若年性認知症は、職場でパソコンの操作があやふやになっていったり、書類の作成に時間がかかってしまったり、会議においても話がわからなくなってきたりして、会社を止めざるを得なくなってしまったりします。

若年性認知症は、体質や遺伝が関係していますが、できるのであれば、その予兆を知り、予防できればそれにこしたことはありません。

アルツハイマーを予防するには有酸素運動

アルツハイマーになりにくい人の特徴は、アミロイドβやタウから脳を守って、残っている神経細胞をつなげて脳を働かせることができる認知予備力が高くなっています。

この認知予備力を高めるには、週に3回、1回30分以上の有酸素運動が有効であるということがわかっています。

なぜならば、有酸素運動をすることによって、脳細胞の栄養素であるBDNF(脳由来神経栄養因子)が体内で作られるからです。

認知症予防に人と交流するのが良いとは限らない

よく認知症予防には、人との交流が大切だと言う人がいます。
確かに、一人でいると認知症になりやすいという点はあるのですが、無理して社交ダンスをしたりゴルフをしたりする必要はありません。
もちろん好きでやっている人は多いにやったほうが良いのですが、中には人との関わり自体にストレスを感じる人もいます。こういった人は、ストレスを感じてまで無理して人と関わりを持つことはかえって逆効果になってしまいます。

人との関わりが苦手だとか、嫌いだとかいう人は、ウォーキングやジョギングなどを黙々と続ければ良いでしょう。

オシャレに無頓着になってきたら認知症のサインかも

認知機能が衰えてくると、だんだんとオシャレをしなくなってきます。
男女問わず、アルツハイマー病が進んでいる人でオシャレをしている人はほとんどいません。

もちろん、生まれつきオシャレよりも他に興味あることがあり、オシャレなんかには無頓着という人もいますが、今までオシャレだった人が、理由もなくそうでなくなったときは、認知症のサインかもしれません。

オシャレをするということは、自分がオシャレをしたいという感情を表現することであり、それでメイクをしたり、自分に合う服を選ぶということは、相手の感情もよく読めることにつながります。つまりそこには認知機能が働いているのです。

また、オシャレをすると綺麗な自分を見てもらいたくて外出も増えてきて、人と関わる機会も増えてきます。
周りから見られているという意識することが、認知機能につながるのです。

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