「病気」の予防は「歩行」から | 健康トピックス

歩くことは健康に良いということはよく言われていますが、どのように歩いたら良いのでしょうか。

西洋医学の父も歩くことの重要性を言っていた

西洋医学の父と言われたヒポクラテスは、次のような言葉を残しています。

「歩くことは人間にとって最良の薬である。」

実際に、メタボ解消にも、生活習慣病の予防においても、歩くことが推奨されています。

歩けば、エネルギーが消費されますので肥満解消になりますし、血糖値も血圧もコレステロール値も尿酸値も改善されてきて、生活習慣病など、将来命に係わるようなリスクを減らすことができます。

歩くときの注意

健康のために歩くというと、「万歩計」を連想する人もいると思います。

そして、その名の通り、1日1万歩は歩かないということで、つらくても毎日決められた義務のように、1万歩いたりします。

中には、そんなに歩けないやということで途中で挫折して、3日坊主で終わってしまう人もいるでしょう。

また、歩くために時間を作らなくちゃと、ただでさえ忙しいのに、一生懸命歩くための時間を捻出している人もいるかもしれませんが、わざわざ歩く時間を作らなくても、ちょっとしたスキマ時間に、「よい歩き方」をすることで、十分に効果があります。

必ずしも、長時間歩く必要はないのです。

1万歩とか、5千歩というように、歩数にこだわるのではなく、ちょっとした時間でも、無理をせず、毎日歩く習慣を身につけることのほうが大切で、むしろ健康に効果的な歩き方を意識するほうが大切です。

では、どのように歩くのかというと、足はもちろん、手を大きく振って全身運動ということを意識して歩くと良いでしょう。

なるべく歩幅を大きく、手は肘を後ろに引いて大きく振って歩きます。

そうすることで、下半身だけでなく、肩甲骨も動かすことになるので、上半身の筋肉も使われます。

もし、できるのであれば、歩くときに腹式呼吸も意識すると良いでしょう。

義務感で歩くのではなく楽しんで

歩数を意識して、義務感で歩くよりも、歩数ではなく、手を大きく振って「良い歩き方」を意識して、楽しみながら歩くことが大切です。

一番大切なのは、1日に何歩歩くとか、大股でずっと歩くなどというようなことを自分に課すのではなく、自分が楽しんで長く続けられるような歩き方で歩くことが大切です。

人間、楽しいと感じられるものでないと、長続きしません。

歩く時間においても、通勤の時に一駅手前で降りて歩くとか、駅はエスカレーターを使わず階段を使うとか、ランチはわざと少し遠くの店まで歩くといった工夫をするだけで、わざわざ忙しい中から歩く時間を捻出しなくても良いのです。

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