ケトン体ダイエットと糖質制限 | 健康トピックス

周りをみると、あまり食べていないのに太っている人、逆にすごく大食いなのに痩せている人がいます。
ちょっと不公平のような気もしますが、肥満遺伝子を持っている人は、太りやすいというのは事実です。

こうした人はいろいろとダイエットをやっても、なかなか効果が出にくかったり、一時的にダイエットに成功してもすぐにリバウンドしてしまったりといろいろです。

そんな中、そんな人でも痩せられるということで一時期『ケトン体ダイエット』というものが流行しました。

ケトン体ダイエットとは

ケトン体ダイエットとは、体のエネルギー源であるブドウ糖をケトン体に替えるということでスリムな体を手に入れようというものです。
低炭水化物ダイエットとか、糖質オフダイエット、ケトジェニックダイエット等とも言われています。
いわゆる糖質制限ダイエットです。糖質制限ダイエットは、糖尿病の人に対してもよく医療機関でも取り入れられたりしています。
私たちの体は、糖質つまり炭水化物を取り入れることでブドウ糖から体のエネルギーを得ているわけですが、糖質を制限することによってブドウ糖が減ってきます。
すると体は、ブドウ糖から十分にエネルギーを得られなくなるので、脂肪酸からケトン体というものを合成します。
ケトン体は、脂肪酸が分解されてできる物質で、全身の細胞のエネルギー源となっていきます。
それによって体内の脂肪が燃えて、体のエネルギーになっていくのです。

糖質のブドウ糖をエネルギー源とする回路に替わって、脂肪酸を燃やしてケトン体をエネルギーとしていくいわゆるケトン体エネルギー回路のスイッチがONになれば、体の脂肪は燃焼し、血中の中性脂肪も減り、血管も若く保つことができ、何もしなくても痩せていきます。

どのぐらい糖質制限をすればいいのか

それじゃということで、炭水化物を一切摂らないといった極端なことをする人がいますが、お奨めはできません。
そもそも人間の主食である米にしろ、パンにしろ、麺類にしろ、じゃがいもにしろ、炭水化物を多く含んでいます。
今まで、長い歴史の中で人間が主食としてきた穀類を一切摂らないというのは、長い歴史をきざんできた人間の食生活を否定することにもなります。

オススメなのは、2週間は米・パン・麺・いも類をなるべく絶ち、砂糖はNGにします。
2週間ならなんとか頑張れると思います、

こうすることで、体内から糖がなくなります。最初は多少疲労感や空腹感、発汗などが出て来るかもしれませんが、数日~1週間ほどで改善します。

その後は、夕食のみ米を抜くなどして、糖質の摂取量を1日110~140g程度、つまりエネルギーとして占める炭水化物の割合を40%前後に抑えます。

ちなみに、夕食に加え朝食又は昼食から米などの主食を抜くと、エネルギーとして占める炭水化物の割合を25~30%ぐらいにすることができます。

どうしても米などの主食を食べたいとう人は、GI指数の低い玄米を食べても効果があります。

ケトン体回路のスイッチがONになりケトン体がつくられるのかというと、糖質を食事全体の5%程度まで制限するとスイッチがONになると言われていますが、食べたいものを我慢してストレスをためたり、体のバランスを崩したりしては本末転倒です。

1日2食から主食を抜くだけでも、エネルギーとして占める炭水化物の割合を25~30%ぐらいにすることができますし、逆に言えば、糖質を食事全体の5%程度まで制限するということは、かなりきついという感じになってきます。

ケトン体ダイエットを行えば、体のエネルギー源がケトン体に切り替わっているので、運動をしなくても痩せることができるので、毎日仕事が忙しくデスクワークばかりで体を動かす機会があまりない人でも、外出もしないで家にいることが多い人でも、痩せることができます。

もちろん、筋肉の維持ということに関していえば、毎日適度な運動をすることは大切です。