ストレスの根本原因になる思考のアンバランス | 健康トピックス

ストレスは、その原因を解決しなければ、いつまでたっても改善されません。

なぜならば、その原因がそこにあるからで、一時的にストレス発散してもすぐにまたストレスが溜まってきてしまうからです。

ストレス発散も大切ですが、その場しのぎのストレス対策ばかりでは根本的な改善にはなりません。

そこで、主なストレスの根本的原因をみていくと、思考のアンバランス、栄養のアンバランス、受容のアンバランスの3つになりますが、特に物の見方や考え方によってストレスとなってしまう思考のアンバランスについてみていきましょう。

思考のアンバランスのストレスとは

『思考のアンバランス』とは、考え方や物の見方に偏りがある状態がもたらすストレスになります。

例えば、仕事で大きなミスをした場合、それに対して何らかのジャッジを行ってしまいます。

「なんて自分はドジなんだ」と自分を責めたり、「どうせ次もうまくいかないんだろうな」と悲観的になったり、「こんな仕事ばかり私にさせる会社が最低だ」と他人を責めたりします。

でも、客観的事実は、仕事で大きなミスをしたという現象のみで、ミスが起きた原因を突き止めて再発防止に努力するしか最適な方法はないのです。

明確な裏付けもなしに、物事を決めつけて、そのせいで大きなストレスをつくってしまうのが思考のアンバランスになります。

思考のアンバランスのパターン

思考のアンバランスとしては、なんでも自分のせいだと考える思考パターン、なんでも他人や環境のせいだと考える思考パターン、他人が思っていそうなことを勝手に推測する思考パターン、自分や他人にレッテルを貼る思考パターン、何事も良いか悪いか決めないと気が済まない思考パターン、このような決めつけがストレスをまねいてしまうのです。

思考のアンバランスの改善の改善には時間がかかる

思考のアンバランスによってストレスが発生している場合は、これを改善していかなければなりませんが、思考のアンバランスが根本原因となっているストレスは、いわば根拠のない決めつけ思考という脳のクセによって起こってきているものなので、猫背を治していくようなもので、改善に時間がかかります。

一歩一歩、自分の嗜好のクセを修正して改善していくことが重要です。

思考のアンバランスに気づく

自分の思考のアンバランスにはなかなか気づきにくいものです。

そこで、ストレスを感じた時の状況・感情・思考またはイメージをメモしておくことがオススメです。

状況としては、あなたにストレスを与えた人、場所、時間などを書き込みます。

「バスを降りたところで友人を見かけたので声をかけたが無視された」といった具合にメモしておきます。

感情では、ストレスを感じたときにどんな感情を抱いたのかをその割合%としてメモします。

「悲しさ20%、怒り50%、納得いかない気持ち60%」といった具合にメモします。
思考またはイメージでは、ストレスを感じた時に、どんな思考やイメージが頭に浮かんだかをメモしておきます。

「あれ? 自分、何か悪いことしたのだろうか? 失礼な相手に文句を言っている自分のイメージ」などをメモします。

一日で一番不快だったストレスでいいので、寝る前などに書き込み、2週間最低続けることで、だんだん自分の思考のアンバランスのパターンがわかるようになってきます。

すると、過剰に自分が原因だと思い込みやすいんだなというように、ストレスの原因が見えてきやすくなります。

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