職場などで昔の資料をみると手書きであったりします。
字を書くのは役所に出す申請書ぐらいだというようなパソコンに慣れた世代に人からすると、よくもこんなに字が書けたものだと感心してしまうこともあるかもしれません。
パソコン仕事でつらい目の疲れ・肩のこり
最近は、なんでもデジタルの時代で、1日中パソコンと睨めっこという人も結構いると思います。
しかし、そうなってくるとつらいのが目の疲れや肩こりです。
スマホのゲームで目が疲れたとか肩がこったというのであれば、ゲームを止めればいいだけの話ですが、仕事となればそうはいきません。
パソコンの使い過ぎで目が疲れるワケ
実際に、パソコンを使う仕事と使わない仕事で目の疲労度を調べた調査もありますが、パソコンを使わない仕事のほうが目の疲れは少ないという傾向がみられています。
目の疲れは、パソコンのディスプレイから出ている強い光をずっと見続けることが最大の原因になっています。
パソコンを使う仕事は、ずっと長時間同じ姿勢になりやすく、目が同じ距離にあるディスプレイをずっと見続けることになります。
目は物を見るときに、眼筋を使ってピント調整してレンズをコントロールしますが、パソコンのディスプレイのように常に同じ距離にあるものを見続けていると、眼筋が硬直して疲れやすくなってしまいます。
さらに、パソコンで目が疲れる理由はそれだけではありません。
パソコンを使わない電卓を使った計算だとか、帳簿記入などの事務仕事は、その多くがディスクの上に広げたものを見ながらの作業となります。
このとき目線は下になっています。
目線が下なので、まぶたが下がっています。すると目が空気に触れる面積が少なくて済むのです。
そのため目への刺激が少なくてすみ、目が疲れにくいのです。
一方、パソコンを使う仕事は、ディスクの上に置かれたディスプレイを見ながらの作業になるので、ディスクの上に広げられた書類を見るときと比べて目線が上がり、まぶたもあがっている状態になっています。
したがって目が空気に触れる面積も大きくなり、刺激をより受けるので、目も乾燥してドライアイになりやすくなり、疲れやすくもなるのです。
目が疲れにくくするパソコンの使い方
以上の結果から、パソコンのディスプレイをなるべく低い位置に設置すると目の疲労を少なくすることができます。
一般的にはディスクトップのパソコンよりも、ノートパソコンのほうがディスプレイの位置は低いので目が疲れにくいでしょう。
ディスプレイの位置を目線と同じ高さではなく、少し低くすることで、画面の上部と下部を見ているときでは、目からディスプレイまでの距離に差がでてきますので、ディスプレイと目との間の距離の変化という意味でも、目の疲れを軽減するにはディスプレイの位置を下げてみるというのは有用な対策です。
パソコンの使い過ぎで肩がこるワケとその対策
長時間、パソコンに向かってキーボードを叩いていると肩こりや腰痛にもなりやすくなります。
もし、パソコンのキーボードを叩いているときに手首が不安に宙に浮いているのであれば、常に重い手を肩の力で上げていることになるので肩こりになりやすくなってしまいます。
こうした場合、簡単な解決法があります。
それは、キーボードの手前に手首を乗せる台をもうけてあげることです。
そうすれば、手首の負担が軽減でき、手首の負担 ⇒ 腕の負担 ⇒ 肩の負担 ⇒ 首の負担 といったように広がっていく負担を防ぐことができます。
台といっても、もちろん市販のものもありますが、もし市販のものがなければ、タオルなどのやわらかい手首にやさしくフィットする布などを使って台にすると良いでしょう。