レジスタンス運動(筋トレ)の意義 | 健康トピックス

健康長寿のためには、筋トレが非常に重要です。

ボディービルダーになるのでもなければ、そんなに筋肉を鍛えて、太くする必要まではありませんが、人間は悲しいかな普段の生活を続けていると、加齢とともにどんどん筋肉量が落ちてきてしまいます。

70歳代になると、筋肉量は20歳代の半分になってしまうと言われています。

3つのタイプの筋肉と筋トレ

それでは、過剰な体脂肪を減らすこと以外に、長生きには何が必要なのでしょうか。

人間の体には、3種類の筋肉があります。
それは『骨格筋』、『平滑筋』、『心筋』です。

『心筋』は、心臓の壁をつくっているもので心臓の動きに重要な働きを果たしています。

『平滑筋』は、胃腸などの消化器の運動に関係したり、血液や尿を運ぶのに使われる筋肉です。

『骨格筋』は、人間のいろいろな動作に関係している筋肉です。スポーツはもちろん、歩いたり、立ったり座ったりという動作はこの骨格筋が活躍しています。

そして、筋力トレーニング(筋トレ)では心筋と平滑筋は鍛えることができません。筋力トレーニングで鍛えることができるのは骨格筋のみになります。

レジスタンス運動って何?

筋力トレーニングというと、『レジスタンス運動』と言われたりします。

『レジスタンス運動』
って何なのでしょうか?

レジスタンス(resistance)は、「抵抗」という意味になります。

つまり鍛えたい筋肉に抵抗(レジスタンス)をかける、つまり負荷をかける動作を繰り返し行うことで筋肉を鍛え、筋肉量を増やしていくトレーニングになります。

レジスタンス運動の例としては、スクワットや腕立て伏せ、またダンベルやチューブなどを使って負荷量を調整して行う運動などがあります。

スクワットや腕立て伏せは、器具も何も使わない自体重を使って行うものなので手軽にでき、スクワットであれば、しゃがみ込む深さを調整したり、机などに手をつくなどして、いろいろと負荷を調整することもできます。

もちろんダンベルやチューブを使えば、それによって負荷を調整することもできます。

レジスタンス運動のやりすぎはダメ

筋力を鍛えるとなると、一度にはりきってしまい、翌日筋肉痛で動くのも嫌という人がよくいますが、頑張りすぎはいけません。

筋肉は、疲労からの回復時間が必要で、レジスタンス運動には筋肉の十分な回復期間が必要です。

2~3日に一回程度、週に2~3回行うぐらいの頻度が理想的だと言われていますし、負荷も無理のない範囲で行うことが大切です。

レジスタンス運動をする意義

筋肉は筋線維の束からなっていますが、普段この筋線維のうち20%ぐらいしか使っていないのです。

そこでレジスタンス運動をすることで、筋肉を動かす神経の働きがよくなり、筋力を最大限に発揮できるようになっていきます。

だから、見た目に筋肉が大きくなってこなくても、筋力を高めることができるのです。

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