人気の3大ナッツ、アーモンド・クルミ・カシューナッツ | 健康トピックス

栄養価が高いナッツ類ですが、その中でも人気の3つ、アーモンド・クルミ・カシューナッツについてその特徴を簡単にまとめてみました。

アーモンド

アーモンドは、アジア成分の乾燥地帯が原産地で、日本に伝わったのは江戸時代になります。

アーモンド油は薬用に用いられ、主な産地は米国のカルフォルニアや地中海沿岸になります。

アーモンドは、動脈硬化予防や細胞老化防止に効果があるナッツとされています。

その理由は、不飽和脂肪酸であるオレイン酸やリノール酸が豊富に含まれていて、これらに血中の悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを上げる作用があるためです。

アーモンドは、ビタミンEの含有量が高いナッツとして知られています。活性酸素による悪影響を抑制し、動脈硬化などの生活習慣病予防によいとされています。

またビタミンB1・B2も多く含んでいるので、疲労回復にも有用です。

さらにカルシウムや鉄分といったミネラルも豊富に含まれています。

おうちでできるアーモンドミルク

必要な材料は、アーモンドと水だけです。
アーモンドを250g、これを800mLの水に一晩浸けておきます。
軽く水洗いしたら、水600mLとアーモンドをミキサーにかけ、布などでこせば完成です。

牛乳や豆乳にも負けず劣らずのミルクが出来上がります。
こした搾りカスは、食物繊維が豊富なので、和え物などに使うと良いでしょう。

クルミ

クルミは、紀元前より食用として用いられてきた歴史があり、最古のナッツとも言われています。

北半球の温帯地域に分布していて、日本でも縄文時代には食べられていて、豊臣秀吉の時代の朝鮮出兵の時に、兵士が持ち帰ったと言われています。

リノール酸やγ-リノレン酸を多く含み、動脈硬化予防や高血圧予防に良いとされています。

リノール酸を適量摂取すると、コレステロール値を下げてくれますし、γ-リノレン酸には体組織全体の機能を維持・調節し、コレステロールを下げて血行を促進させ、血糖値や血圧を正常に保つ働きがあります。

クルミを購入するときは、面倒くさいのでつい剥いてあるものを選んでしまいがちですが、保存ということを考えると、殻つきのもののほうが良いとされています。

その理由は、クルミは酸化しやすいので、殻つきのまま湿気の少ない冷暗所に保存することが良いとされていて、殻を割ることにより酸化しやすくなるためです。

カシューナッツ

食感がソフトなことから中華料理でも登場するカシューナッツですが、その原産地はブラジルです。

当初は食用というよりも、防風林として植えられていましたが、殻から油を取るためにブラジルをはじめ、インドやアフリカなどの熱帯地域で栽培されるようになりました。

カシューナッツはオレイン酸を豊富に含んでいて、動脈硬化予防に良いとされています。

湿気を含むと酸化して香りも悪くなってしまうので、しっかりと瓶や缶、ポリ袋などの密閉された容器に入れ、冷蔵庫の中で保管すると良いでしょう。

直射日光や高温は酸化の原因になるので注意してください。

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