夕食をたっぷり食べ過ぎるのは体に良くない | 健康トピックス

人間の3大欲は「食欲」「性欲」「睡眠欲」、通常人間が毎日必ず行っていることは、寝ることと食べること、こうしたことからもわかるように食べるということは、種の保存においても、生命活動の維持においてももっとも大切なものですが、食べ方も非常に大切になってきます。

You are what you eat. ((あなたは、あなたが食べるものでできている。)
こんな言葉があるように、毎日の食べ物、食べ方はとても重要なのです。

ベストパフォーマンスを出す食べ方がある

冬のスポーツの1つフィギュアスケート、高橋大輔選手や荒川静香選手といえば、知らない日本人はいないというぐらい有名ですが、かれらトップアスリートの栄養指導にあたり、五輪や世界大会でも栄養サポートに携わってきたスポーツ栄養士の石川三和さんは、次のように言っています。

「誰でも、能力が最大限発揮される食べ方があります。毎日の食べ物が自分を作るという意識で、日々食べてほしい。」

ベストパフォーマンスのための3つの大事なこと

石川さんは、ベストパフォーマンスを発揮するために、3つの大切なことを話されています。

1.動く・寝るを邪魔しない食べ方
2.咀嚼を意識して食べる
3.主食・主菜・副菜を1:1:2の割合で食べる

食べるときは良く噛んでという話や、栄養のバランス、特に主食・主菜・副菜のバランスはよく出てくる話ですが、動く・寝るを邪魔しない食べ方とはどういったことなのでしょうか。

動く・寝るを邪魔しないように食べる

私たちの1日の行動を分けてみると、食べるか、動くか、寝るかの活動に分かれます。
そして、それぞれを邪魔しないようにすることが大切なのです。

わかりにくいので、動く・寝るを邪魔しない食べ方の一例をあげてみます。

スタミナをつけようとして、栄養価の高いものをたくさん食べた結果、体が重くなってしまったというような場合、まさに「動く」を邪魔するような「間違った食べ方」をしてしまったということになります。

多くの日本人にありがちな夕食を重く食べる習慣

現代の日本人は、朝昼晩3食という場合を考えると、どうしても夕食が一番重い食事をするという人が多いと思います。

朝は通勤や通学で忙しく、パンを珈琲で流し込み慌てて出かけ、昼は1時間と決められたランチタイムで食事をしなければなりません。

どうしても、ゆったりとマイペースで食べれるのは夕食ということで、夕食をたくさん食べがちです。

しかし、寝る直前に食べたり、夕食をたくさん食べ過ぎると、胃腸が寝ている間も働きづめになってしまい、体が十分に休まらなくなってしまうのです。

つまり、「食べる」が「寝る」を邪魔してしまう食べ方になってしまいます。

よく動けているか、よく寝れているか、これらをチェックしながら食べ方を考えることは、健康にとってとても大切なことなのです。

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