新聞や本の文字が見えづらくなった、テレビを見ているとすぐに目が疲れてきてしまうといった症状がある場合は、目がだいぶ酷使されています。
1日中酷使され続ける目
現代では、大人も子供も、朝から晩までパソコンと向き合っています。
仕事でずっとパソコンを見続け、通勤時間や仕事の合間はスマホでメールをしたり、SNSをしたり、ゲームをしたりといった生活をしている人も多いと思います。
1日中、休む暇もなく目は酷使されていて、こんなことをずっと続けていれば、視力もだんだんと落ちてきてしまっても不思議ではありません。
運動をすると筋肉が疲れて疲労してしまうのと同じく、目も酷使していると疲れてきてしまいます。
疲れた目は視力も悪くする
目を酷使していると、目の運動能力も低下してきて、疲労により乳酸がたまりやすくなってきます。
すると目の周囲の筋肉に凝りがでてきて固くなってきます。
目の周囲の筋肉が固くなってくると、その中にある血管や神経が圧迫されてきて、目や目の周囲の血流は悪くなり、神経伝達も滞ってきます。
目や目の周囲の血管は毛細血管になっていて、とても細いのでその影響はすぐに出てきます。
近眼や老眼も、同じようなものの見かたをしていたり、加齢などにより目の筋肉の運動能力が低下し、知らず知らずのうちに決まった動きしかしなくなることで、筋肉がだんだんと固くなっていきます。
そしてそれが、目や目の周囲の血流を悪くし、症状がさらに進行していってしまうのです。
たまった目の疲れの対処法
こうした目の疲れを放っておくと、目や目の周囲の筋肉がずっと凝った状態で、血流も悪くなっている状態が続くので、十分な栄養や酸素も行き届きにくくなり、老眼や近眼の症状もどんどん悪化してしまいます。
そこでこうした症状の対処としてどのようなことをすれば良いかというと、目を温めれば良いのです。
レストランなどに入ると、年配のおじさんたちが、出された熱いおしぼりを目に当てて、「ふぅ~」と言っている光景を目にした人もいるかと思います。
爺くさいなどと思うかもしれませんが、目が疲れたとき、温かいタオルで目を覆う行為は理にかなっているのです。
人間は、目が疲れたとき、目を温めることが大事だということを本能的にわかっているのです。
このようにしてしばらく目を温めていると、視界がはっきりしていきて、集中力も戻ってきます。
ちょっと目を温かいタオルで温めただけでも効果てきめんなのです。
さらに、近くと遠くを交互に見たり、視線を上下左右を動かして見たりして、目の筋肉をしっかりと動かすようにすることで、筋肉の柔軟性を取り戻すことができます。