『目は1分でよくなる!』という著書の中で、今野清志氏は、いくつかある視力回復法の1つとして、1日500回ジャンプする方法を紹介しています。
1日500回ジャンプするってどうやるの?
まずは、理屈は抜きにして方法を知りたいという人のために、1日500回ジャンプの方法からご紹介していきたいと思います。
方法は簡単で、その場でただジャンプするだけです。
ジャンプといっても高くジャンプする必要はありません。床から足が数cm浮く程度ジャンプすればOKです。
1回で500回ジャンプしてもいいのですが、例えば100回ずつ1日5回に分けて行っても、50回ずつ1日10回に分けて行ってもかまいません。
一度に500回ジャンプと考えると大変ですが、50回とか100回と考えると、ちょっとしたスキマ時間でどこでも行うことができます。
従って、特にジムに行ったりする必要もなく、ジャンプするために特別に時間を割く必要もありません。
50回ぐらいのジャンプでしたら、学校や会社で休憩時間にもできますし、人に見られるのが嫌というのであれば、トイレの中でもできます。
ただ、膝が悪い人でジャンプをすると膝に負担がかかってしまうのでできないという人は、ジャンプの代わりにもも上げやスクワットを100回を目標にする感じで構いません。
ジャンプすると何が良くなるの?
ただジャンプするだけで、本当に目が良くなるの?
ジャンプすることでどんな効果があるの?
と疑問に思うかもしれません。
ジャンプをすると、自然と内臓が上下に動き、胃腸を揺らします。
胃腸を揺らすことで、その蠕動運動を促して、硬くなり動きが悪くなった胃腸の働きを改善します。
またジャンプで着地するときに足の骨に刺激が伝わり、自律神経が活性化されます。
さらにジャンプすることで太ももやふくらはぎの筋肉が鍛えられるので、体全体の血行が改善し、心肺機能も向上します。
ジャンプと目の関係
ジャンプすることで、硬くて動きが悪くなっていた胃腸がほぐれて、その機能が高まり、さらにジャンプの刺激により自律神経が活性化されバランスが整ってきます。
目の周りの眼筋や毛様体筋などは、目の機能の維持に重要ですが、自律神経と深く関係しています。
また視力の悪化や眼病は、目の酸欠状態と深く関係しています。
目の機能維持に重要な役割を果たしている眼筋や毛様体筋は、酸素を多く必要としますし、酸素が不足してくると水晶体の弾力も失われてきます。
さらに水晶体の新陳代謝も衰えてきて、濁りが生じ白内障の原因にもなってきます。
目は非常に精巧な器官で、毛細血管や視神経などが通っていて多くの細かい筋肉もあります。
これらに充分な酸素を供給してあげることが、目の健康にとって必要なことなのです。
そこで、体全体の血流を良くして、目への血流を高め、酸素供給を促すジャンプが、目の機能を維持し高めるのに役立つのです。