砂糖がダメなら人工甘味料でいいじゃんなんて甘い話はない | 健康トピックス

ダイエットの大敵となるのが砂糖
しかし、甘いものは美味しいので、それならばと人工甘味料が好んで使われます。
甘さは砂糖と同等かそれ以上、さらにカロリーもかなり抑えられるとなれば、こんなに良いことはありませんが、実際はどうなのでしょうか。

もし本当に砂糖の代用品となるのであれば、砂糖の摂取が抑えられ、ダイエットを目指す人だけでなく、糖尿病の患者にも有用となるのですが、実際はどうなのでしょうか。

人工甘味料でも血糖値が上がる

実は、人工甘味料でも血糖値が上がってしまうことが証明されています。

マウスを使った動物実験なのですが、砂糖及び3種類の人工甘味料(アスパルテーム、サッカリン、スクラロース)を溶かした水をマウスに経口投与したところ、それぞれ3種類の人工甘味料を与えられたマウスは、砂糖水を与えられたマウスよりも血糖値が上がっていたという実験結果が出され、世界的有名な科学雑誌 Nature に掲載されています。

さらに人間においても、人工甘味料を多く摂取していると、腸内細菌に変化が出てきて腸内環境に影響があることがわかってきています。

人工甘味料とヒトの腸内環境

人工甘味料を摂っていると、ヒトの腸内環境のバランスが崩れて、インスリンがブドウ糖を処理すできる能力(耐糖能)が低下してしまい、糖尿病のリスクが上がってしまうという結果がでています。

つまり、砂糖は糖尿病に良くないということで、人工甘味料を好んで使っていると、かえって糖尿病になるリスクを高めていることになってしまいます。

人工甘味料がリッキーガットをまねく

リッキーガットは、liaky(漏れる・漏れた)・gut(腸)ということで、腸から漏れることになります。

人工甘味料を好んで摂ることにより腸内細菌のバランスがくずれてくると、腸壁を形成している細胞や腸粘膜層が欠損してしまいます。
つまり、平たく言えば、腸粘膜に穴が開いて、菌やウイルス、蛋白質などが血液中に漏れ出してしまいます。

すると本来は取り込むべきものではない有害物質を体内に取り込んでしまい、その結果、クリーン病になったり、食物アレルギーになったりしてしまいます。

リッキーガットになって腸漏れが起きると、大腸のバリア機能障害が起こっているので、過剰な免疫反応のために腸そのものが炎症を起こし、炎症性腸疾患(自己免疫疾患であるクローン病や潰瘍性大腸炎)を発症したりします。

摂らなくいいのであれば、人工甘味料はできるだけ避けたほうが良いでしょう。

参考 :
Nature volume 514, pages 176–177 (09 October 2014)
https://www.nature.com/articles/nature13752