冬になると細菌やウイルスに感染して起こる風邪やインフルエンザなどが流行してきます。
空気中にはさまざまな細菌・ウイルスが存在していますが、冬は特に乾燥しているので、蔓延しやすくなります。
そこで、細菌やウイルスと戦う免疫力をアップしていきたいものです。
特に冬は、空気が乾燥し、細菌やウイルスが蔓延しやすくなるということの他に、日照時間が短くなり、寒さで体温も低下していくるので免疫の働きが悪くなる季節になっています。
したがって、細菌やウイルスの感染リスクが高まることから、冬は風邪やインフルエンザなどが流行しやすくなるのです。
2種類の免疫
免疫というと、細菌やウイルスなどの有害物質を攻撃して無力化する働きになりますが、具体的には風邪やインフルエンザの原因となる細菌やウイルス、がん細胞などを攻撃して、体内から除去するシステムになります。
この免疫システムには大きく分けて『自然免疫』と『獲得免疫』の2つのシステムがあり、それぞれ異なる役割があります。
自然免疫
自然免疫は、細菌・ウイルスなどを真っ先に攻撃する先遣隊になります。
自然免疫システムを担うスタッフには、ウイルスやがんなどに感染した細胞を破壊する『NK細胞』、細菌・ウイルスやNK細胞が破壊した細胞を食べてしまう『マクロファージ』などがあります。
これら自然免疫の機能は生まれつき人間の体に備わっていることから、『自然免疫』という名前になっています。
獲得免疫
獲得免疫は、自然免疫から細菌やウイルスが侵入してきて体内にいるという伝達を受けてから動く免疫になります。
伝達を受けてから獲得されるということで、『獲得免疫』と言われています。
獲得免疫システムを担うスタッフには、『T細胞』や『B細胞』といったリンパ球があり、自然免疫よりも強い攻撃力があります。
これら獲得免疫を担っているリンパ球の特徴としては、異物の除去方法を記憶できるところにあります。一度戦ってやっつけた異物が再び体内に侵入してきたときは、より早く除去できるようになります。
風邪をひかないための対策
風邪をひかないためには免疫力をアップさせることが大切ですが、それには、体を温めることが大切です。
入浴は、38~40℃ぐらいのお湯に20分ほど漬かると深部体温があがってきます。
適度な運動、質の良い睡眠をしっかりと摂ることも大切になってきます。
それでも風邪をひいてしまった時のオススメ
日頃から体調管理に気を付けて、バランスの良い食事をしていても、油断からつい風邪をひいてしまうこともあります。
風邪のときは安静が大切で、こじらせないためにもひきはじめが肝心になってきます。
多くの風邪薬は、抗ヒスタミン薬が入っているので眠くなるという副作用がありますが、眠くなる成分が入っていない薬ということでオススメなのが漢方薬の葛根湯です。
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