歳を重ねてくると、生理的に老化が進み、生活のリズムも若いときと違ってきます。

睡眠の問題点

歳をとってくると若い時と変わってくる大きな生活の問題として睡眠があります。
若いときは良く寝れたという人でも、真夜中に目が覚めてしまったり、朝早く目が覚めてしまったりします。
夜の眠りが浅くなって、十分に寝た感じがしないという訴えも多いようです。

高齢になってくると体が疲れやすくなるので、日中の活動が少なくなったり、また夜間頻尿などによる不安感なども不眠の原因になってきます。

不眠には、床についてから30分~1時間以上寝つけない入眠障害、真夜中に何度も目が覚めてしまう夜間覚醒、早朝に目がさめてしまいそれから眠れなくなってしまう早朝覚醒があり、さらに熟眠障害といってしっかりと深く眠れていないため、時間は十分に寝ているはずなのだが、熟睡したという満足感が得られない場合もあります。

さらに昼間に耐えがたい眠気が生じて、居眠りをしてしまう過眠・ナルコレプシーが多くみられるようになってきます。

肥満の人には、やかんに何度も呼吸が止まる睡眠時無呼吸症候群が見られた理します。

不眠の原因

不眠の原因は、環境的要因、身体的要因、精神的要因、生活習慣の大きく4つに分けることができます。
環境的要因としては、暑さ寒さ、部屋の明るさ、騒音、枕が合わないといったことがあり、身体的要因には、痛みやかゆみ、風邪などによる発熱や頭痛、頻尿、咳などがあります。精神的要因としては、不安やイライラ、ストレスが考えられます。生活習慣としては、寝る前のカフェインの採りすぎ、アルコール、昼寝、夜更かし、運動不足などが不眠を引き起こす原因になってきます。

日常生活の活動低下から起こる高齢者の症状

高齢者では、日常生活の活動性の低下などによって起こってくる症状があります。

関節拘縮

関節などをあまり動かさなくなったことにより、関節や関節の周囲の組織が変化をして、関節の動きが悪くなってしまいます。

筋力低下

動かなくなったことで筋委縮が起こり筋力が低下して、素早く動けなくなったり、転倒しやすくなります。

骨粗鬆症

年齢とともに骨量が減少することにより、骨粗鬆症になりやすくなります。特に更年期後の女性は要注意です。

褥瘡

寝たきりになったりすると、同一部位を長時間圧迫するようになり、それにより血行障害が起こり、皮膚の発赤や壊死が生じてしまいます。

食欲不振

歳をとると消化機能が低下することにより、食欲が減退してきます。

静脈血栓症

静脈の血液の流れが加齢とともに滞りやすくなることで、血栓ができやすくなります。

起立性低血圧

心機能が低下することで、立ち上がったときの血圧の低下にすぐ反応できずに、めまいなどが生じたりします。

うつ状態

精神機能が低下することにより抑うつ傾向がみられるようになります。