鼻づまりをスッキリさせる痛くない鼻うがい | 健康トピックス

鼻づまりはつらくてどうにかしたいものです。

鼻づまりのときは、ミントが入った飴を舐めたりしても、一時的に鼻がスーっととおることもあります。
しかし、飴を舐めている間の一時的なものですし、あまり飴を舐めすぎていても糖分の摂りすぎになってしまいます。

そこでご紹介したい鼻づまり対策が鼻うがいです。鼻づまりがスッキリとして快適になります。

人間の鼻は常に片方が鼻づまり?

人間の鼻は、『鼻甲介(びこうかい)』というヒダが、左右に3本ずつあります。
この鼻甲介には毛細血管が張り巡らされていて、入ってきた空気を瞬時に温度約37℃にするとともに、鼻水を出して湿度100%に調整する働きをしています。

鼻甲介が正常に働くことにより、ここで外部から侵入したホコリやゴミの8割がカットされています。

鼻甲介は常に働いていると疲れてしまうので、左右交互に休んでいます。
左右交互に腫れることで、空気の流通を減らして休憩しているので、人間は誰でも交互に鼻づまりが起きています。

試しに、片方の鼻をふさいで呼吸をしてみてください。終わったら今度は逆の鼻をふさいで呼吸してみてください。
どちらかが通りが悪かったと思います。

このように、鼻が左右交互に腫れて休憩をとることで、交互に鼻づまりが起きているしくみは『ネイザルサイクル』と呼ばれています。

風邪や花粉症での鼻づまりのメカニズムは、風邪や花粉症などで、細菌やウイルス、あるいはアレルギー性物質が鼻に入ってくると、鼻甲介が炎症を起こし、左右同時に過剰に腫れてきて、鼻づまりが起こります。

鼻のケアには鼻うがい

普段からの鼻のケアには、鼻うがいがオススメです。

なんといっても鼻の入り口付近をきれいにできるので衛生的で、きちんとしたコツをつかんで行えば、痛みもなく簡単に行うことができるのです。

ただ鼻うがいというと、鼻にツーンときて痛いのでやりたくないという声をよく聞きます。
そこで痛くない鼻うがいの方法について簡単に解説していきます。

痛くない鼻うがいのコツ

鼻うがいのために、もちろん鼻の洗浄液を購入しても良いのですが、家の中にあるもので鼻うがいをする方法もあります。

まずは、0.9%の濃度の食塩水を用意し、水温は体温とほぼ同じ約37℃にします。
水200mLに対して塩をおよそ2gの目安で入れると良いでしょう。

これを水を噴出できるタイプの容器に入れます。
鼻うがい用の専用容器は薬局などで売っていたりします。

鼻うがいを行う場所は、鼻うがいした時に鼻や口から鼻を洗浄した水が出ますので、当然洗面所で行うか、もしくは洗面器を用意して行います。

鼻は片方をふさいでから行います。
鼻うがいは、片方ずつ行っていきます。

容器のノズルが鼻筋に沿うように、少し上向きにして鼻の穴に入れます。

スタンバイができたら、水が肺に入らないように、「あー」と声を出しながら、顔を下に向けた状態で、中身の食塩水を噴射します。
噴射が終わったら、容器を離し、鼻の中の水を出します。

鼻の中に残った水や、鼻や口の周りについた水を拭き取るために、ティッシュで優しく鼻をかみます。
容器は2週間に1度消毒しましょう。

最新情報をチェックしよう!