生命力が強いアシタバの成分 | 健康トピックス

明日葉(アシタバ)は、旬が春から夏で、あしたぐさ・ハチジョウソウ・アシタボといった別名があります。

学名は、Angelica keiskeiで、セリ科のシシウド属の植物です。

多年性草本で太い根茎を持ってい50~100cm前後まで育ちます。

アシタバの由来

アシタバは、たくましい生命力をもつ、八丈島特産の薬草になります。

日本の中南部、伊豆諸島などに自生しています。

日本でのアシタバ(明日葉)の名前の由来は、強靱で発育が早く、「今日、葉を摘んでも明日には芽が出る」と形容されるほど生命力が旺盛であることからきています。

アシタバの成分

βーカロテンビタミンCの他、鉄、食物繊維などを豊富に含み、古くから滋釜強壮や利尿などに効果がある薬草として民間療法に用いられてきました。

中国では、すでに明代に薬草を解説した『本草綱目』にも記載されていて、最近の研究では、茎や葉を切ると出てくる黄色い汁にフラボノイドの一種であるカルコンクマリンなどの優れた抗酸化作用を持つ成分が多く含まれることがわかっています。

鉄分も多く含むため、貧血の予防にも役立ち、毛細血管の強化や血行促進にも有用とされています。

さらにミネラルでは、カリウムが非常に多く含まれていて、若芽を干したものは、高血圧の人にも好んで飲まれているアシタバ茶になります。

アシタバに含まれているニコチアナミンには、コレステロールの値を下げる働きがあり、苦味成分であるアンゲリカ酸には、食欲を増進させるとともに胃酸分泌を抑える作用があります。

アシタバには、利尿や便通促進、消炎作用も期待できるイソクレルシトリンという成分も多く存在しています。

アシタバの利用

食材として良品のアシタバの選び方のコツは、アシタバの葉の色は、日がたつほど濃い緑色になっていくので、葉が若葉色で緑が濃くないものの方が良いとされています。

また茎は細いもののほうが良いとされています。

アシタバは、さっと水洗いしてから、新聞紙などで包んでからポリ袋に入れ、それを冷蔵庫の野菜室で保存すると良いでしょう。

セリ科植物特有の香りとほのかな苦味があり、お浸しや汁の実としても用いられますが、アシタバは、よく天婦羅としてもよく食べられます。

健康茶としてアシタバ茶も生産されて、八丈島の特産品になっています。

アシタバの葉だけを使い、天ぷら粉に塩を少々入れて水で溶き、衣をつけたら170℃ぐらいの揚げ油でカラッと揚げると美味しくいただけます。

衣の塩味だけでさっぱりいただけ、もし匂いが気になるというときは、少しレモンを使ってみても良いかもしれません。

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