わたや種も栄養豊富なゴーヤ | 健康トピックス

ビタミンCが豊富と言われているゴーヤは、「にがうり」とも呼ばれますが、にがうり1本にはなんとレモン約3個分以上のビタミンCが含まれているのです。

ゴーヤとはどんな野菜?

ゴーヤは、ウリ科ニガウリ属で、別名は「苦瓜(にがうり:bitter gourd)」で、日本ではニガウリと言ったほうがピンとくる人も多いかもしれません。

また「蔓(つる)れいし」とも呼ばれています。

ゴーヤの原産地は熱帯アジアで、中国やインドでは古くから薬用植物として利用されてきました。

一方、南欧では観賞用として育てられてきました。
日本には江戸時代に中国から伝わったとされています。

ゴーヤの栄養成分

ゴーヤにはビタミンCが多く含まれていて、可食部100g当たり76mg含まれています。
ゴーヤのビタミンCは、加熱しても消失しないという特徴があります。

さらに疲労回復に役立つビタミンB1や便通を改善する食物繊維も豊富に含まれています。

ゴーヤというと苦味ですが、この苦味の原因となっているのが、ククルビタシンモモルディシンと言われる成分で、優れた抗酸化作用を持っています。

モモルデシンは、20種類以上ものアミノ酸からなる成分で、ゴーヤ独特の成分です。

胃腸を刺激して消化液の分泌を促し、粘膜の状態を整える働きがあります。さらにインスリンの分泌を促し作用もあります。

しかし、胃腸を刺激するので食べ過ぎると逆に腹痛を起こすことがあるので、注意が必要です。

また、ゴーヤの苦い部分は皮の部分で、実はわたや種は、実は苦くないし、食べれるのです。

わたには、多くのビタミンCが含まれていて、種には共役リノレン酸が含まれています。

ゴーヤの使いかた

ゴーヤは、鮮やかな緑色をしていて、全体に太くて端の部分が細くとがっているものが良品とされています。

表面にあるイボイボを触ってみてプリプリしているものがよく、つぶれていないものを選ぶと良いでしょう。

水気をよく拭き取ってから、紙に包んでからポリ袋に入れて、冷蔵庫の野菜室に入れ、冷やしすぎないようにして保管します。

もし切ってしまったら、ゴーヤは非常に酸化しやすい野菜なので、その場で使い切るようにします。

ゴーヤといえば、多くの人がゴーヤチャンプルーを連想すると思いますが、ゴーヤを縦半分に切って、種とわたを取り、薄く切って軽く塩もみするのがコツです。

塩もみすることで苦味がやわらぎます。
あとはフライパンに油をひき、水切りした豆腐を炒めてからゴーヤを入れて軽く炒め、味付けをして、最後に卵でとじれば、ゴーヤチャンプルーの出来上がりになります。

ゴーヤが炒め物料理との相性がいいのは、ゴーヤの苦味は油でコーティングすることによって感じにくくなるためです。

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