メロンの食べごろ、含有成分 | 健康トピックス

高級感のある果物のメロンですが、せっかくなら美味しく食べたいものです。

メロンの食べ方は、人それぞれで、そのまま豪快にスプーンですくって食べる人、バニラアイスなどを乗せて食べる子供たち、ちょっとブランデーをかけて楽しむお酒好きの人などいろいろです。

メロンを美味しく食べるには食べごろが大事

メロンを美味しく食べるには、鮮度が高い美味しいものを選ぶのはもちろんですが、メロンには食べごろがあり、この食べごろが非常に重要になってきます。

通常、スーパーなどで売られているメロンは、農家から出荷され、だいたい4~5日で店頭に並んでいるものが多く、買ってから2~3日後が食べごろと言われています。

冷蔵庫に入れずに常温で保管しておいて、メロンのお尻の部分をそっと押してみて柔らかくなっていたらそろそろ食べごろですよというサインになります。

食べる3時間ぐらい前に冷蔵庫に入れて冷やすと、ほどよい冷たさで美味しくいただけます。

完熟してからは2~3日で食べきるようにします。

温室メロン、ハウスメロン、露地メロン

メロンの品種としては、温室メロン系、ハウスメロン系、露地メロン系などがあります。

温室メロン系は、一定の温度と水分で管理された温室で栽培されていて、麝香(ムスク)に似た香りがあることからマスクメロンとも呼ばれます。

ハウスメロンは、温室メロンのアールスフェボリットをハウスでも栽培できるように改良したもので、網目がある果皮で果肉が緑色のアムスメロン、網目のある果皮で果肉がオレンジ色の夕張メロン、果皮に網目がなく果肉が淡い青色から白色のホームランスターといった感じで大きく3つに分けることができます。

露地メロンは、マクワウリとヨーロッパメロンの雑種で、プリンスメロンなどが代表的な品種になっています。

メロンの成分

メロンは、スイカと同様に水分の含有量が多く、約90%は水分です。

みずみずしい果汁の中には、カリウムが豊富に含まれていて、高血圧の予防にも良いとされています。

メロンの甘みは、果糖・ブドウ糖・ショ糖などで、代謝され速やかにエネルギー源となるうえ、メロンには疲労回復効果が期待されるクエン酸も含まれているので、夏バテにぴったりの果物といえます。

メロンには、γ-アミノ酪酸も多く含まれていて、血圧の上昇をおさえたり、コレステロール値を下げたりする作用が期待されています。

γ-アミノ酪酸は、脳内の血流を促進し、神経伝達物質を活性化するので、認知症の予防にもその効果が期待されています。

その他、メロンには、血小板の凝集を抑えて血栓防止効果が期待できるアデニシン、優れた抗酸化作用をもったβーカロテン、コレステロール値を下げることが期待されるイノシトール、さらには食物繊維などが含まれています。

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