健康や美容のためにも良くないストレス
しかし、現代社会はいろいろな情報が錯そうし、常にストレスに晒されているといっても過言ではないでしょう。
ストレスをなくすことができれば、どんなに幸せなのだろうと思ったことがある人もいると思います。
ストレスをなくす方法とは
誰もが夢みるストレスがない幸せな世界。果たしてそんな世界はあるのでしょうか?
そこで、知りたくなるのが、ストレスをなくす方法です。
さて、それではストレスをなくす方法にはどんな方法があるのでしょうか。
実を言うと、ストレスをなくす方法はありません。
なぜ、ストレスをなくす方法がないのでしょうか?
それは、ストレスの原因を考えてみてください。
ストレスの原因になっているのは、さまざまな刺激です。
こうした周囲から受ける刺激は、私たち人間が生きている限りはなくなることはありません。
だからこそ、ストレスを完全になくすことはできないのです。
ストレスとなる刺激というと、例えば、仕事でミスをしてしまった時のことなどを連想するかと思いますが、ストレスの刺激となるものは、そういったものだけではありません。
例えば、こうしている中でも、周囲から聞こえてくる雑音、もっと言えば、椅子に座っているその感触、さらには電灯の明かりですら刺激になります。
問題は、刺激をどうとらえるかが問題
私たち人間が生きていくには、周囲から受ける刺激を避けてとおるわけにはいきません。
問題は、刺激を受けたときに、それを「快」ととらえるか、「不快」ととらえるかによって、違いがでてくるのです。
ヤーキーズ・ドットンの法則とは
ヤーキーズ・ドットンて何?
ヤンキーズの打ち間違い?
いえいえ、心理学者のロバート・ヤーキーズとJ・D・ドットソンが明らかにした心理的な法則が、ヤーキーズ・ドットンの法則です。
ヤーキーズ・ドットンの法則
- ストレスの度合いが高すぎる場合は、人のパフォーマンスは低下する
- ストレスの度合いが低すぎる場合でも、人のパフォーマンスは低下する
つまり、人は適度のストレスを受けていたほうが、最も優れたパフォーマンスを発揮できるというものです。
風船のような心とストレス
よく私たち人間の心は、風船に喩えられたりします。
そして、風船を外から押す力がストレスになるのです。
風船は外から押されると凹みますが、この状態がストレスというわけです。
そして、風船を外から押す力が強ければ、風船は割れてしまいます。
しかし、風船は外から押されると、元にもどそうとする力、つまり反発力が生まれます。
人間の心は、適度に押されることによって、その反発力を発揮し、押し返します。
まさに、適度なストレスにより、より良いパフォーマンスを発揮するということに通ずるものがあります。